[8月21日(火)]
ワシントン

乗換駅「ウェストフォールズチャーチ」
今日は最も忙しく、そして最も萌える日だ。午前中はスミソニアンの航空宇宙博物館の別館に、午後は本館へと1日ではしごする予定だ。
最初はダラス空港の近くにある別館へ。地下鉄とバスを乗り継いでまずはダラス空港まで行く。
ダラス空港まで行く「ワシントンフライヤー」

ダラス空港
ワシントン・ダラス国際空港に到着。殆どの乗客がそのままターミナルに行く中、一人だけ別館行きのバスを探す。
別館まではこのミニバンタイプのバスで15分程で到着する。早くつかないかわくわくする。
空港と別館を結ぶシャトルバス

別館の外観
そのうち別館が見えてきた。管制塔を模した展望台もあり、奥に見える巨大なハンガーに数多くの貴重な航空機が展示されている。
基本的にスミソニアンなので入場料は無料だ。館内に入ると、高い天井にすでに昔の曲芸飛行用の航空機が吊るされている。
別館のエントランス

F4U-1D「コルセア」
本当は全部紹介したいところだが、一部(これでも)だけ紹介しよう。まずは第二次大戦中の連合軍側のレシプロ機。広島に原爆を落としたB-29「エノラゲイ」もここに展示されている。

P-40E「キティーホーク」

B-29「スーパーフォートレス」
同じく第二次大戦中のドイツ軍機。貴重な戦闘機が多い。戦後にアメリカ軍が研究用の為に持ち帰ったものだ。
Do335「プファイエル」

Ar234B「ブリッツ」

ホルテンHo3h

MXY7「桜花」モデル22
第二次大戦中の日本軍機も多数展示されている。すぐ近くに広島に原爆を落としたB-29「エノラゲイ」と一緒に展示しているのは、なにか思いがあるのだろうか?

M6A1「晴嵐」

J1N1-S「月光」
大戦末期〜冷戦初期の東西陣営のジェット機。今となっては懐かしい機種ばかりだが、昔はまさか当時のソ連の戦闘機がアメリカで展示されるとは思ってもみなかっただろう。
MiG-21F

F86A「セイバー」

T-33A「シューティングスター」

SR-71A「ブラックバード」
そして最近まで、そしてこれからも使われるアメリカの戦闘機達。一昔前までは超極秘扱いだった機種も今ではごらんの通り、間近で見られる。

X-35B「ジョイントストライクファイター」

F14-d(R)「トムキャット」
民間機も貴重な航空機が山ほど展示してある。ここにあるのはそのほんの一部だが、これらの航空機の殆どが今でも稼動可能な状態にあるというのだから驚きだ。
「コンコルド」

ボーイング367-80「ダッシュ80」

ボーイング307「ストラトライナー」
その他、宇宙関連から黎明期の飛行機、実験機やミサイルまでありとあらゆる航空宇宙関係の実物が展示してある。
国立航空宇宙博物館・別館の詳しいレポートはこちらを参照してください
もっともっと見学していきたいところだが時間がない。泣く泣く別館を後にし、もと来たルートを通りモールへ向かう。
この辺りはワシントンで一番きれいな場所だ。首都なので官公庁がずらりと並んでいて警察官もあちこちでうろうろしている。
そしてそのモールの中心は公園で、その中にスミソニアン博物館が沢山ある。どれも行ってみたいものばかりだが、ここはこらえて外から見るだけにし、目標の航空宇宙博物館の本館を目指す。
ワシントンの市バス。ニューヨークと同様、慣れれば便利だ。やはり経営は地下鉄と一体なので、乗り継ぎ割り引きがある。
こちらはDC観光用の水陸両用バス。街中を見学した後、このままポトマック川を横断したりするらしい。元々軍の水陸両用車の払い下げらしいが、時間がなくて乗る暇がなかった。
さて、お待ちかねの本館にようやく到着した。さすが世界でも1, 2位を争う来館客数を誇る博物館だけあって、平日でもすごい混雑のしようだ。
ここも軽く(多分…)紹介。まずは宇宙関連から。別館に比べて本館は宇宙関連が充実しています。有名な月の石にも触ってきちゃいました。
月の石

アポロ11号

ドッキングしたアポロ18号とソユーズ19号

V2ロケット
宇宙関連絡みか、ロケットやミサイル関係の展示も多かったです。その為、1フロアぶち抜きという所が多かったです。

V1ロケット

トマホーク
次も宇宙関係の実験機。天井からぶら下げて展示するのは外国の博物館に多い展示方法ですね。おかげで写真は撮りにくいのですが…
ベルX-1

スペースシップワン

M2-F3

HiMAT
宇宙関連でなくても、貴重な実験機も多数展示してあった。

X-29

X-15
そして普通の戦闘機のコーナーもある。まずは第二次大戦中の枢軸国側のレシプロ機から。一応、日独伊が揃っている。
A6M5「ゼロ戦」

Bf109 G-6

マッキ C202「フォルゴーレ」

P-51「ムスタング」
次は連合軍側から。館内は暗く、しかも小型機は狭い部屋に仕切られて展示されているので、写真が撮りづらくてしょうがなかった。

「スピットファイア」Mk.VII

F4F(FM-1)「ワイルドキャット」
次は初期の第二次大戦中のジェット戦闘機。といってもきちんと戦果をあげられたのはドイツ軍くらいだが。
Me262 A-1A「シュヴァルベ」

XP-80「シューティングスター」

XP-59A「エアラコメット」

A-4C「スカイホーク」
続けて現在のジェット機。といってもアメリカ製ばかりだが。今となっては旧式、もしくは退役した機体ばかりだ。

U2

F-104「スターファイター」
民間旅客機のコーナーは現在改装中で中に入れない。それでも吊り下げられているのは見える。
ボーイング747

ダグラスDC-3

ボーイング707
その他、航空・宇宙に関する様々な展示品がある。が、別館の収蔵量には適わない。行くなら是非別館の方にも行くことをお勧めする。
国立航空宇宙博物館・本館の詳しいレポートはこちらを参照してください
閉館時間になったので外に出た。モールは緑に溢れていて遠くに国会議事堂が見える。
曇っていていまいちはっきり見えないが、ワシントン記念塔も見える。ここはちょうどモールの中心にあたる。
モールの公園の中には野生のリスがいた。子猫ほどの大きなリスだったがなかなか写真が撮れなかった。
8/208/22
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