[8月22日(水)] ボルチモア |
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さて今日も大忙しだ。今日は日帰りでボルチモアへ行き、鉄道博物館とインナーハーバーに係留されている艦船を見学してくる予定だ。朝食はエグゼラウンジでのブッフェだが、コンチネンタルのみなのでイマイチさみしいメニューだ。エグゼラウンジは結局朝食以外時間がなくて使わなかったので、これなら普通の朝食券の方が良かったかもしれない。 | ||
さて、まずボルチモアに行くためにワシントンユニオン駅へ向かう。ここはさすが首都のターミナル駅だけあって立派だ。中にはショッピングセンターやフードコートもあり、ここだけいても楽しめそう。 | ||
ワシントンユニオン駅の詳しいレポートはこちらを参照してください | ||
ボルチモアまではアムトラックではなく地元の鉄道「MARC」で行く。ただ使っている線路は一緒で、いわゆる上下分離方式の会社の一つだ。 | ||
アメリカの鉄道の詳しいレポートはこちらを参照してください | ||
約1時間程でボルチモア駅へ到着。ここからはアメリカでは珍しいボルチモア市のLRTに乗って鉄道博物館を目指す。LRTは同じボルチモア駅のホームの片隅に乗り場があり、本線までの連絡を行っている。 | ||
ボルチモアLRTの詳しいレポートはこちらを参照してください | ||
まずはLRTに乗って観光の中心地、インナーハーバーのあるコンベンションセンター駅で降りる。なんだか周囲はいろいろと見てまわりたくなるような観光施設があるが、時間がないので全て無視してひたすら鉄道博物館を目指す。 | ||
ちなみに、コンベンションセンターから鉄道博物館に向かう途中にベーブルースの生家がある。 | ||
今は博物館になっているようだが、野球にはまったく興味がないので、とりあえず記念に写真だけ撮ってすぐに出発する。 | ||
15分くらい歩くと、やがて特徴のある建物が見えてくる。ここが「ボルチモア&オハイオ鉄道博物館」だ。今回の鉄道関係の博物館としては最萌スポットだ。中にはB&O以外の車両も全米中から集められたようで、開拓初期の古い車両から最近まで活躍していた車両まで沢山展示している。 | ||
あまりにも収集しすぎたせいか、有料敷地外にある駐車場にも車両が展示されている。それ以外にも園外にはレストア待ちの車両が山ほど雨さらしで無残な姿をさらしているので、一刻も早い修復が望まれる。 | ||
ボルチモア&オハイオ鉄道博物館の詳しいレポートはこちらを参照してください | ||
さて、帰りの時間まで30分しかないが、タクシーが捕まらないのでなんとかがんばってインナーハーバーまで歩いて行く。ここは世界のウォーターフロントの再開発のさきがけとなったところで、きれいに整備されたこの地区は人が大勢集まっている。 | ||
ここに来た目的は別にそのウォーターフロントを見たかった訳ではなく(時間があれば見たかったけど)ここに係留展示されている艦船群だ。 | ||
まずはコンステレーション号。アメリカ海軍最後に建造された帆船で、現在でも海上に浮かぶ唯一の南北戦争時代の帆船だ。 | ||
潜水艦トルスク号。第二次大戦終戦間際に日本の海防艦を撃沈し、史上最後に敵船を撃沈した潜水艦として知られている。 | ||
灯台巡視船チェサピーク号。長い間チェサピーク湾の沖合で灯台船として活躍してきた船。 | ||
ボルチモアインナーハーバーの詳しいレポートはこちらを参照してください | ||
上記の艦船は全て内部が見学できるのだが、そんな時間がないので、外から写真だけ撮って大急ぎでまたLRTに乗ってボルチモア駅へ戻る。 | ||
ボルチモアも歴史のある街なので、駅舎は立派だ。さすがアメリカの鉄道発祥の地だけのことはある。 | ||
帰りもMARCに乗ってワシントンを目指す。帰りの車両は全車二階建車だった。ちなみにこの写真だけ見ると電車のように見えるが、往路の写真を見てもらうと分かると思うが実は機関車牽引の客車列車だ。 | ||
さて、なんでそんなに急いでワシントンに戻ってきたかというと、今回博物館めぐりばかりでワシントンのまっとうな観光が全然できなかったので、せめて夜のナイトツアーに参加しようと思ったからである。このバスでワシントンの主だった観光地の夜の姿を見に行く。 | ||
夜20時過ぎているというのにほんのりまだ空は明るい。これは有名な国会議事堂。 | ||
右の写真はどこだか忘れてしまったが、下の写真は第二次世界大戦の記念碑。無数に湧き出ている噴水がライトアップされて幻想的だ。 | ||
次はトーマス・ジェファーソン記念館。夜の撮影はなかなか難しいが、なかなか幻想的な光景だ。 | ||
彼はあまり日本で名前は知られていないが、アメリカ第三代大統領でアメリカ独立宣言書を起草した人だ。 | ||
フランクリン・ルーズベルトの記念公園?知ってのとおり世界大恐慌からアメリカをニューディール政策で立ち直らせ、さらに第二次世界大戦に参戦し、連合国の中心として枢軸国側を打ち負かした名大統領だ。 | ||
これがルーズベルトの像。ちゃんと車椅子に乗っている。史上唯一の身体障害者のアメリカ大統領としても知られている。手前には愛犬ファラも一緒に銅像になっている。これまでの写真は、彼が就任中に起こった出来事と業績を表すモニュメントだ。 | ||
次はお馴染みのリンカーン記念堂。第16代大統領にして南北戦争で北部側を勝利に導き、奴隷解放宣言を行った。他にはあのキング牧師が「I have a dream」の演説を行ったのもこの場である。 | ||
ライトアップされたワシントン記念塔。イギリスからの独立戦争を勝利した初代大統領ジョージ・ワシントンを記念して建てられた。しかし工事中に南北戦争が勃発、しばらく工事が中断してしまったため、近くで見ると途中から塔の色が変わっているのが分かる。 | ||
朝鮮戦争の記念碑。当時従軍していたアメリカ軍の兵士達の銅像が闇夜に浮かぶのでなんとなく怖い。 | ||
最後は映画「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」で有名になった海兵隊記念碑。実際に見ると本物の人間よりも大きい。硫黄島は、太平洋戦争で唯一米軍の死者が日本軍の死者を上回った激戦地だった。 | ||
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