[8月13日(日)]
ソウル

韓国戦争記念館

部屋からの眺め
昨日は(正確には今日)0時過ぎに寝たというのに、起きたのは7時過ぎ…別に自然に目覚めた訳ではなく、今日もスケジュールが満載なんでこの時間に起きなきゃならなかっただけなんだけどね。
まずはラウンジに行って朝食。日本のヒルトンだと和食コーナーがあったりするのだが、韓食コーナーというのはなかった。さすがにラウンジでキムチの臭いが充満するのはまずいからかな?内容はごく一般的な品揃え。パンやシリアルにベーコンやウィンナー、フルーツ類。ラウンジ内に一人コックがおり、その場で卵料理を作ってくれるのがめずらしかった。
ラウンジで朝食

ホテルのプール
朝食を終えた後はホテルのプールへ。貧乏性なのと趣味のホテルめぐりのHPを充実させたいのでわざわざ行ってみた。入口はホテルのフィットネスらしくとても立派なのだが、ロッカールームに行って驚いた。まるで市民プールのようなみすぼらしさだ。ロッカーなんぞ事務用のロッカーみたいにすすけたねずみ色で古臭く、なんとなくカビくさく内装も全然ホテルらしくなく安っぽい。いくらロッカールームだけとはいえ、ホテルのフィットネスとしてこれは失格だ。
がっかりしながらプールへ出てみたが、こちらは多少造りは古いものの天井の半分がガラス張りで外に張り出しており、明るく開放的だったので少しホッとする。雰囲気としてはヒルトン東京のプールと少し似ているが、こちらの方が大きい。簡単な飲物等なら注文できるカウンターがあるのも嬉しい。一通り泳いでから部屋へ戻った。
プールのバーカウンター
さて、今日の午前中のメインは韓国戦争記念館だ。ホテルからタクシーで地下鉄の弘済駅へ、そこから3号線に乗り薬水で6号線に乗り換え三角地へ。12番の出口を出ると1〜2分で入口に到着した。
入ってすぐに巨大な「兄弟の像」(あ、シャレになっちゃった…)に圧倒される。ここは恐らくアジアで一番の規模を誇る軍事博物館ではないだろうか。西側、東側を含めてかなりの数の実物が展示されている。
韓国戦争記念館の詳しいレポートはこちらを参照してください

ホテルのエントランス
萌に萌えた後、一度ホテルに帰りチェックアウト。韓国での3泊は面倒だけど全てホテルを変えることにしている。これも趣味の一環なので仕方がない。(つき合わされているH田くんは迷惑だろうが…)
次のホテルは開業間もないパークハイアットソウル。珍しくヒルトン系以外のホテルへの宿泊だ。パークハイアットのある三成はここ弘済からは南北にかなり遠い。そこでタクシー代をケチって地下鉄で行くことにしたのが失敗だった。
パークハイアットソウル

COEX
3号線から教大駅で2号線へ乗り換え三成駅までは素直に行けたのだが、駅を降りて案内表示を探すと、まだ開業したばかりのせいだろうか、駅構内にはホテルの案内が全くなく、案内所に聞いても知らないというので途方にくれてしまった。仕方がないので一度適当に地上に出てあたりを見回してからホテルの位置を確認し、再度地下通路を進むことにした。
地下通路からホテルの最寄の出口に出ると、我々に気がついたベルボーイがすぐにかけつけてきて日本語で話しかけてきた。この対応にはびっくり。スーツケースを持ってくれ名前を聞かれそのままホテルまで案内してくれる。
エントランス

フロントからの眺め
ここは最近のホテルのはやりと同様、最上階にフロントがありここは単なる入口。荷物は後で部屋に運んでくれるというので、そのまま手ぶらで最上階のフロントへ。全面ガラス張りのフロントは明るく開放的。まるで別世界に降り立ったようだ。
ところがバウチャーを渡してチェックインの手続きを始めると、すでにチェックイン時間は過ぎているのにまだ部屋の用意ができていないという。1時間くらい待って欲しいと言うので、まだ食べていなかった昼食をとりにいくことにする。きっと昨日は土曜の夜で満室のうえに、レイトチェックアウトをする客が多かったのではなかろうか。
お昼ごはん

冷麺
再び地下通路を戻り、COEXモールの方へ。ぶらぶら歩いているとデパートに着いてしまったので、ここのレストラン街で韓食料理を食べることに。窓側の席に座れたのだが、ちょうど正面にパークハイアットが見える。冷麺とチヂミを頼み、付け合せのキムチをひーひー言いながら食べてからホテルに戻った。
しかしあれから約1.5時間は経ったのだが、なんとまだ準備ができていないという。後10分待って欲しいというので、仕方なくフロント横のロビーでお茶をすることに。しばらくしてからようやく部屋の用意ができた、と言いに来た。
フロントロビー

客室の様子
あまりにも待たせたお詫びだろうか、お茶の代金は払わなくても良いと言ってきたのでご馳走になることに。
パークハイアットソウルの詳しいレポートはこちらを参照してください
本日2回目のプールを出た後、午後のメイン・実弾射撃に行く。三成から地下鉄で3駅目の蚕室駅へ。ここは韓国の人気テーマパーク・ロッテワールドの最寄り駅だ。地下通路を抜けるとすぐにロッテワールドに入り、近くのインフォメーションで実弾射撃場の場所を聞いて向かうことに。

アイススケートリンク
あまり実弾射撃はロッテワールドの中でもマイナーなのだろうか、途中全然案内がないので不安になる。そのうち巨大な室内アイススケート場が現れ、その一角にひっそりと「実弾射撃場」の看板が見えた。
薄暗い室内に入ると係りの人が日本語で話しかけてくれる。なにか割引券やパンフレットはありますか?と聞かれたので無いと答えると驚かれた。どうやら自分で調べてフラリと入る客はあまりいないようだ…
壁には一面に過去に撃った成績の良い人の的が貼られている。見てみると日本人の名前が多かった。
さて、席に座ってまずは説明。基本は一番小さい口径のもので10発40000ウォン。三種類の銃が選べてそれぞれ10発、計30発撃てるお勧めのコースがあり、それが80000ウォン。せっかくなのでそのコースを選んでみる。今回使用した銃は一応大小と選んでみて「ルガー38」「ベレッタ9mm」「S&W44」の3つ。
銃の説明
防弾チョッキを着ていざ射撃場へ。銃はワイヤで固定され、前方にしか向けられない構造になっていて左右には殆ど角度を変えられない。係員から一通り構え方から撃ち方のコツまでを教えてもらう。まだこちらの説明が終わらないうちに、隣のブースではH田くんが撃ち始めた。まだヘッドフォンをしていないのですごい音だ。
まずはルガーから。とにかく最初の1発はその迫力に圧倒された。1発撃っただけでその反動の衝撃に正直びびった。そして撃つ瞬間に銃から火花が見え、周囲に硝煙の臭いが充満する。両手で持って撃ってもこの衝撃。テレビや映画のように片手で簡単に撃つなんて真似は、とてもじゃないが素人には無理だ。
そしてこれは人を簡単に殺すことができる道具なんだ、ということを初めて感じることができた。
次はベレッタ。オートマチックなので連続して撃てるのだが、どうしても一発一発が慎重になってしまう。威力としてはルガーと殆ど変わらない印象だが、何故か命中率が悪く30%台だった。
そして最後は44口径。これは今までの2挺とは全然威力が違った。ルガーと同じようなつもりで撃つとその反動のすごさに驚いた。とにかく一発撃つ毎の衝撃が違う。こんなのを片手で何発も撃てるダーティーハリーは化け物だと本当に思った。ところが、命中率がこの3挺の中では一番良くて92%だった。
全てを撃ち尽くした後も、その衝撃の余韻と硝煙の臭いに少しクラクラしていた。間違いなくアドレナリンが出ていて少し興奮しているのが分かる。
興奮も覚めやらないまま実弾射撃場を後にした。途中ロッテマートに寄ってお土産なんかを買った後、ホテルに戻る。
さて、ここで夕飯になにを食べようかということになった。既に時間は22時。とりあえず明洞に行ってみようということになり地下鉄で向かった。
ぶらぶらしていると「韓牛村」という焼き肉屋が目に入った。お腹も空いていたし他に空いてる店がなさそうだったので入ってみると、2人前のコースが90000ウォン。日本だとちょっと高いかなぁという値段だが、韓国の物価で考えればえらく高い。しかしまだ韓国2日目でイマイチ物価の感覚が分からなかったこともあったのでそこで食べることにした。味はまぁまぁ美味しかったのが救いだ。

ホテルから見た夜景
食べ終わると0時前。まだ地下鉄がやってると思って駅に戻ると、もう終電が出た後だった。仕方なくタクシーでホテルへ。模範タクシーを捕まえて「パークハイアット」と言っても通じない。COEXの近くのというとようやく分かったようだ。しかし近くまで来たものの、ホテルの車止めが分からない。ぐるぐるした後近くの車道で降りてホテルに帰った。
ホテルに帰ったのが12時過ぎだったが、チェックイン時にフロントから地下にある「ティンバーハウス」のウェルカムドリンク券を貰ったのを思い出し、わざわざ行ってみた。さすがに遅い時間なので、お客は他にカップルが1組しかいなかったが、何故かそのカップルの隣の席に案内された。
店内は照明をぐっと落としてかなり薄暗くして雰囲気を出している。もっと早い時間に行けばライブ演奏なんかもあるらしい。

ティンバーハウス

開放的なバスルーム
部屋に戻ってシャワーを浴び寝たのは1時過ぎ…せっかくのお気に入りホテルなのに殆ど部屋にいなかったのがくやしい。
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