[8月12日(土)]
ソウル

OZ123
NGO 09:30 → ICN 11:25
ビジネスクラス
[名古屋→ソウル]
この日はお盆休みの初日、加えて先日発生したロンドンでのテロ未遂で空港の警備がかなり強化されているというのを聞いたので、早めに家を出発することにした。しかし予想していた高速道路の渋滞はほんのわずかで、朝6時過ぎにはセントレアに到着してしまった。しかしチェックインの受付はなんと7:30から!
しかたがないので、先週も国内線で利用した空港内をあちこちうろうろする。しかしこんな時間ではどこも開いてなくてつまらないし、展望デッキにも出られない。それでもさすがに夏休み、ちらほら人が集まってくる。
そのうちようやくチェックインが始まった。今まで大抵チェックイン時間は出発2.5〜3時間前だったのだが2時間前というのは初めて。夏休みで混んでるかと思っていたが、さすがにビジネスのカウンターは空いていた。
そして問題のセキュリティチェックだ。ニュースでも報道されていたが、液状のものは全て機内に持ち込めないと聞いていたので、予めコンタクトの保存液等はスーツケースの中にしまっている。しかし朝早いせいなのか、セキュリティもさほど混んでおらずチェックも今までと同様あまり厳しい感じはしなかった。結局、出国審査を含めて5分程で抜けてしまった。

ラウンジの入口から
さて、出発までのひと時をラウンジで過ごすことに。利用するラウンジは、スタアラの共用ラウンジだ。専用のエレベータで直接ラウンジに降りるのだが、そのエレベータの入り口が初めてでは見つけづらかった。
中に入ると私が最初の客らしく、他に誰もいない。その間に内部の写真を撮りまくることにする。
外壁に沿うように細長いラウンジは、木目を多用し室内は明るく開放的。その外壁側は全てガラス張りになっていて、空港内が良く見渡せる。
それにしてもこのラウンジは細長い。ちょっと広い廊下のようで、窓側にソファを配置すると残りはわずかなスペースしか残らない。
ソファの置かれた「廊下」側と反対の位置に、PCスペースや軽食コーナー、トイレ等が配置されている。
私が今回の旅行で持参したノートPCは古いタイプで無線LANが無い。有線で繋ごうと思ったのだが、このラウンジは全て無線LANしかないとのことでネットにアクセスできなかった。うーん今の世の中、無線LAN搭載PCの普及率ってどれくらいなんだろ?
PCスペース

軽食コーナー
ネットへのアクセスは断念し軽く朝食を取ることに。軽食コーナーは朝一番なので、まだ整然と並べられている。おにぎりにパンやスナック類、それにカップラーメン等が置かれている。
朝食を食べていると、いつの間にかラウンジが混みはじめてきた。出発する間際にはソファも相席しないと座れない程に。
電話コーナー
そろそろ搭乗開始時間になるのでラウンジを出た。アシアナ航空に乗るのも初めてだが、国際線のA321に乗るのも初めてだ。
国際線の小型機材は期待できないと聞いていたので心の準備はできていたが、それにしてもしょぼい設備だった。
狭いシートピッチ

手動のリクライニング
ビジネスクラスなのにこんなに狭いシートは初めてだ。国内線のスーパーシート並かそれ以下だ。背もたれも電動ではなく、しかも倒れる角度は新幹線のグリーン車よりも倒れない。
確かにソウルまで2時間弱のフライトだが、今時シートモニターもない。今回は特典利用だからまだ許せるが、この程度のシートにビジネスクラス料金を払う気には到底なれない。
オーディオのみ

機内食の洋食
韓国系エアラインということで唯一食事だけは期待していたのだが、韓食がないどころか洋食のビーフのみで選択不可。歯磨き粉のようなチューブに入ったコチュジャンが付いていただけだった。
ビジネスクラス12席中、客は私を含めて3人しかいない。エコノミーは満席のようだがそれもこの設備なら納得。食事をすますとなにもすることがないので、後は寝るだけだった。

トイレ

物入れ

入国審査の列
多少ゆれたものの、無事定刻に仁川空港に到着。入国審査はそれなりに並んでいて10分程またされた。
ところがいざ自分の番になると、入国審査官がパスポートの旧姓を勝手にボールペンで塗りつぶしてしまい、そのすぐ上に新姓を書き直してしまった。勝手にそんなことして良いのだろうか?
入国審査

ようやく到着
それでも入国はでき、荷物もすぐにピックアップできて無事に韓国の地を踏むことができた。
[ソウル]
到着ホールに出ると、早速怪しい日本語でタクシーの勧誘がやってくる。そういう輩を断りつつまずは両替所を探す。市内の方が安かろうと思いけちって1万円しか両替しなかった。しかし今日は土曜日。後で後悔したが市内ではどこも両替できなかったし、それ程悪いレートでもなかった。
両替所
次にホテルへ直行するバスを探す。チケット売り場でチケットを買いバス停で待つと、運良く10分も経たないうちにバスがやって来た。荷物を荷物室に入れてくれる係員が、親切に運転手に降りるバス停を伝えてくれた。空港から今夜の宿、グランドヒルトンソウルまでは一本だ。
車内は合皮のシートが微妙に豪華っぽいが、つるつるすべる。台湾もそうだが、アジア圏ではこういう車内の内装がはやっているようだ。
バスは高速道路をばんばん飛ばす。途中道路と平行に仁川空港行きの工事中の線路が見える。かなり工事は進んでいるように見えた。この鉄道が開業すれば、ソウル市内へのアクセスはかなり良くなるだろう。

リムジンバス
途中うとうとしている間にバスは高速を降りて市内に入っていた。しばらくするとホテル前の停留所に到着。バス停はホテルのエントランスではなく敷地の真正面。
バス停を降りると、黒塗りのホテル専用車(マイクロバスとかではなく普通のセダン!)が既に待っており、バスの運転手から直接荷物が手渡され、そのままホテルのエントランスまで運んでくれる。
確かにバス停からホテルエントランスまで距離はそれほどないが、山の斜面に建っているだけに坂が結構急だ。この坂を重たいトランクを引きずって歩かずに済むのはありがたい。
グランドヒルトンソウルの詳しいレポートはこちらを参照してください
無事チェックインも終了し、荷物を置いてまずは鉄道博物館へ。ホテルから地下鉄の駅までシャトルバスが出ているのだが30分に1本しかないので、この宿泊中に使うことは1度もなく毎回タクシーを利用した。一般タクシーであれば初乗りは1900W(約200円)と安い。
ソウルの地下鉄

地下鉄の車内
韓国の地下鉄は、数年前の火災事件を契機に殆どの車輌のシートがステンレス製に変わっている。しかしつるつる滑る座り心地と、前の人のお尻の温もりがそのまま残っているシートに違和感を感じる。
地下鉄が地上区間に出る頃から、車内には物売りが頻繁に来るようになった。松葉杖をついた人がガムを売りに来たかと思えば、デパートやスーパーの実演販売のように、実際に売り物を持ちながら韓国語でまくしたてながら売りに来るのもいる。
地下鉄の切符

地上を走る地下鉄
中には子供向けの光るコマを車内の床で実際に何個も回してみたり、美容のキュウリパックらしきものを顔中に貼り付けて売りにきたりする輩もいてなかなか多彩だ。日本には無い光景なのでびっくりするが、乗客は慣れているのか誰一人相手をしていなかった。
韓国の鉄道の詳しいレポートはこちらを参照してください
列車はそのうち儀旺駅に到着。博物館は駅から歩けない距離ではなさそうだが、この暑さと安さに惹かれてタクシーで行くことに。
タクシーの運転手にガイドブックを見せて行き先を告げると理解してくれたようだが、メーターを倒そうとしない。ぼったくりかな?とも思ったが1900Wでいーよと言ってくる。
結局メーターを倒させたが、どうもタクシー会社に納める料金をそのまま自分の懐に入れたかっただけのようだった。
1〜2分で博物館に到着。既に門の外から車輌が何両が見え、鉄心がさわぎだす。入口で入場料500W(たった60円!)を払い中に入ると、広大な敷地にちらほら子供連れの人影が見える。日本に比べると土曜日なのに格段に人が少なく感じる。
韓国鉄道博物館の詳しいレポートはこちらを参照してください
たっぷり堪能して博物館を後にする。帰りはさすがに簡単に流しのタクシーを拾えなかったので駅まで歩いて帰ることに。のんびり歩いても7〜8分といった距離だが、なんにせよ暑いので死にそうだった。
日本と違ってソウルの地下鉄には弱冷房車というものが存在しない。というより強冷房車ばかりだ。汗をたっぷり染み込んだTシャツを着て車内に入ると、今度はキンキンに冷えているので体調を崩しそうだ。
ホテルへ戻ったのは18時過ぎ。H田くんは19時に仁川へ到着の予定なので、早ければ21時前にはホテルへ着くだろう。
帰ってきたらウェルカムフルーツが

ホテルのロビー
その間、どこかにでかけるには中途半端な時間なので、部屋で片付けをしたりラウンジでお茶をしたり少しうとうとしているうちにもうそろそろ到着するとのメイルが。22時頃、ホテルのロビーで無事合流できた。
荷物を部屋にしまいまずは遅い夕ご飯へ。とりあえずタクシーと地下鉄を乗り継いで東大門へ到着。もう既に遅い時間なので適当に韓食の店に入った。
お店のおばちゃんは英語も日本語も通じないので、メニューを指さして適当に注文する。ずらりと料理が並べられたが、おばちゃんが丁寧にもご飯をまぜてくれたりして食べ方まで身振り手振りで教えてくれた。

東大門の通り

本日の夕飯
韓国語で話しかけてくるのだがさっぱりわからない。オウム返しのように言ったことを真似してみると、おもしろかったのか私のほっぺたを軽くつねって笑っていた。
料理はとても美味しかった。日本で食べる韓国料理とは味も辛さも一味違う。2人とも辛いものにひーひー言いながらおいしく食べることができた。
その後また同じようにタクシーと地下鉄を乗り継いでホテルへ。帰ったら0時を過ぎていた。初日から疲れた〜
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