韓国戦争記念館
(その1)

2006年8月13日(日)
地下鉄4, 6号線・三角地駅12番出口を出てそのまままっすぐ1〜2分歩くと、すぐに入口が現れる。入って直ぐに巨大な兄弟の像がそびえ立ち圧倒される。

屋外の案内板

兄弟の像
博物館正面は綺麗に整備された公園のようになっており、そこにもちらほら戦車等が展示されている。

立派な博物館

人の顔が怖い…
中央にも朝鮮戦争時の巨大な像がそびえ立つ。巨大建築物は北朝鮮のお得意の手法だと思っていたが、案外韓国人も好きなのかもしれない。
そのまま進んで建物の右手に行くと、そこには陸海空の様々な兵器が所狭しと展示されている。ここはアジアでも有数の規模と内容を誇る軍事博物館だ。
館内もとてつもなく広い。こちらは古代から武器の発展などおきまりの展示内容もあったが、やはりメインは朝鮮戦争のようだ。勃発から休戦まで細分して展示され、内容も充実している。
個人的な感想を書くと、どうも韓国は朝鮮戦争を世界の人々が韓国のために戦ってくれた、ということを強調したいようだ。自分の知識では国連軍と言っても実態はアメリカ軍で、その他の国はさしてこの戦争には積極的でなかったと思っていたのだが、これだけの国が参加してくれた、という内容の展示が多かった。

T-34

M16A1
逆に言えば、アメリカ軍の功績がそれほど目立たず、むしろこの戦争は韓国軍が積極的に戦った、との印象を与える。これは翌日見学した板門店でも同じような印象を持った。

T-6訓練機

MIG-15
建物の一部には、朝鮮戦争で戦没した人たちの名前がびっしり刻み込まれたプレートがある。そこには韓国人だけでなく、参加した国連軍すべての国の戦没者の名前が書き込まれていた。
中にはそのプレートの中に親類がいるのだろうか、熱心に手を合わせているお年寄りもいた。そういう姿を見ると、この国の戦争はまだ終わっていないのだということをひしひしと実感させられた。
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