[8月8日(月)]
ブリュッセル

小便小僧
朝起きるとドアに封筒が挟まっていた。どうやらこの封筒に鍵を入れてサインをすると、ノンストップチェックインとやらができるそうな。
ラウンジが開く7時過ぎに朝食を食べに行く。まだ誰も来ていない。メニューは3日間、全く変わっていない。今朝は最初に聞かれる飲み物に紅茶をくれと言ったら、緑茶もあるよと言われたので緑茶にする。やっぱ日本人には緑茶!と思われているのかな?
荷物をまとめてチェックアウト。ノンストップと言うわりには多少待たされる。ミニバーとかを使っていなければ、チェックイン時にカードを渡してあるので本当に袋を渡すだけで済むんだけどね。
ミニバーを利用しているので、「ヴォス(VOSS)」を1本飲んだとと言うと伝わらない。「ミネラルウォーター」と言うと「あぁ、フォスね」だって。オランダ語読みかい。発音を真似してみたら、「Very Good!」と笑顔で言われる。
チェックアウトを終了して出口を出ると、ドアマンにタクシーを呼ぶかと聞かれる。トラムで行くから大丈夫と言ってホテルを離れる。ヒルトンに泊まるような人は、あんまりトラムとか使わないのかな?
石畳の上をスーツケースを転がしていくが、思った程大変じゃない。
トラムにゆられて中央駅に到着。まずはユーレールパスのヴァリテートをしなくてはならないので、案内所で場所を聞く。昨日の国際線の切符売り場と同じ場所でできるとのことなので、重たいスーツケースを引きずって向かう。また昨日と同様に整理券を取ってからカウンターに並ぶ。念のためにタリスの空席はないか聞いてみるが、やっぱりないとのこと。残念!
無事にヴァリテートを済ませ、次のブリュッセル行きの列車が発車するホームに行く。どうやら先行するタリスと同じホームらしく、既にタリスが入線していた。列車発車まで時間があるので、その間ホームに出入りする列車を撮影する。

一等コンパートメント
タリス出発後、同じホームにブリュッセル行きのECが入線する。食堂車は無く先頭方向に2輌一等車が連結されているのでそこに向かう。
一等車の二両とも一部がコンパートメントになっている。赤色のレザーシートがかっこいい。列車はすいていて、二人でコンパートメントを独占する。何人かがコンパートメントを覗き込むが、結局相席はせずにすんだ。広い室内をひろびろ占拠できる。
3日前に入国したスキポール空港を過ぎると、途端に昨日見たのと同じ田園風景が広がる。アムステルダムを発車して随分たってから検札があった。また女性の車掌だった。日本ではまだまだ女性車掌は少ないけど、オランダは多いのかな?
途中ウトウトしながら3時間程で終点のブリュッセル南駅に到着する。駅前は
なんだかアムステルダムより汚い印象。古い建物が取り壊されるのが目に付く。

車内の案内表示

コンラッドブリュッセル
駅を降りてタクシーに乗りホテルへ向かう。ホテルに着くまでの間、あちこちで道路工事をしており、何度か道を行ったり来たりする。運転手もこりゃだめだ、みたいなことを言ってた。
コンラッド・ブリュッセルの詳しいレポートはこちらを参照してください。
部屋で少しくつろいだ後、とりあえずグランプラスに向かう。トラムの路線図を良く把握していないので、地下鉄の駅まで観光がてら歩いてみる。途中アムステルダムと同様、頻繁に道路工事していて歩きにくい。
一日券を購入して地下鉄に乗る。
駅を降りるとすぐに塔を発見。ここら辺一体が公園になっているようだ。犬の散歩を良くみかけた。

地下鉄

ガルリ・サンチュベール
地下を走るトラムに乗り換えて駅に到着。近くに郵便局があったので、オランダで出せなかった葉書をここでまとめて出す。
途中、音楽ホールを目にするが、今回はここで演奏を聴く機会がない、残念。
せまい商店街を抜けると、突然広々とした広場に出た。

モネ劇場

銅像がくつろいでいる
ここがグランプラス。さすがに観光地、平日なのに人がうじゃうじゃいる。人はたくさんいるが、思ったほど露店などはなくその意味ではすっきりしている。
以下はグランプラスの様子。

グランプラスのカフェ

セルクラースの像

市庁舎

王の家

ブラバン公爵の館

ビール博物館

本家・小便小僧
広場を一周した後、小便小僧を見に行く。どこかのガイドブックに世界三大がっかりの一つだと書いてあったけど、確かに思ったより小さくてこれが?と思う。見た目も日本にもある小便小僧の像とさほど変わらない印象だった。
今度は続けて小便少女の方を見に行く。こちらは観光客が殆どいない。確かにちょっとえげつない気がし、小僧のようなかわいらしさはない。おまけにがちがちの鉄格子の中に入っていて良くみえない。
小便少女

トラム
だいたい見たいところは見終わったので、ホテル戻ることにするがまだ時間が早いので、少しプラプラする。適当なトラムに乗ったら、本当になんにもない住宅地の中についてしまい、あわてて近くの地下鉄に乗り換える。
ブリュッセルの市内交通の写真はこちらを参照してください。
しかしこの地下鉄も途中駅で車掌の案内放送があり、乗客があきらめ顔で降りる。フランス語の案内しかしないので、なにが起きてるかさっぱりわからない。
次に来た列車に乗ろうとするが、この列車もここで運転を打ち切る。しょうがないので地上にでて、取りあえず南駅に向かうバスを探して乗り込む。
この後散々道を間違え、ホテルに戻ってきた時にはへとへとになってしまった。

途中で青空が広がった
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