[8月4日(木)]
台北

CI107
NRT 09:40 → TPE 12:10
ビジネスクラス
[成田→台北]
前日は22時にはベッドに入ったものの、殆ど眠れずに午前3時に起床。お犬様達は前日のうちに預けてあるので、起きてもいないとちょっと寂しい。飛行機は成田09:40発。チェックイン開始の7時頃を目指して4時に出発します。高速に乗る前にコンビニに寄り、忘れていたガイド本のコピーと公共料金の支払いを済ませておきます。でないと、帰ってくるのが三週間後だもんね…
前回、あまりにも早く着きすぎた反省からこの時間に出発したものの、やはり首都高で朝のラッシュに巻き込まれてしまいました。しかも運の悪いことにトイレに行きたくなり一度首都高をおりて、近くの公園のトイレにかけこみました。この時東京タワーの付近で、すでに7時過ぎ。う〜ん、今回は遅すぎたかぁ。早めに空港に到着してラウンジで軽く朝食を食べるつもりだったのが、もろくも失敗…結局、空港に到着したのは8時過ぎでした。それでも出発時刻には間に合ったのでホット一息。
車を駐車場屋(?)に渡します。今回も毎回お世話になっているミッキーパーキングにお願いしました。
傷のチェックをしていると、見たことの無い傷 を発見…ちょっとショック。料金は空港での受け渡しで10日以上は5500円と、三週間も預かってもらうにしてはかなりお得。

ラウンジの入口
ターミナルに入りチェックインを行います。中華航空のカウンターはJALが代行して手続きを行っています。既にどのクラスとも列はなくスムーズにカウンターへ。帰りの便が発券時と変わってることを確認してもらうと、手書きで券面の時刻を直していました。荷物を預け航空券とラウンジ券をもらい出国ゲートへ。
平日の朝早くとはいえ、さすがに夏休み。出国審査はかなり混んでおり、ようやくラウンジに入れたのは08:30過ぎでした。搭乗開始は09:10からなので、30分くらいしかくつろげません。軽くおにぎりを食べてたりトイレに行ったりしているうちにもう時間です。いつもはせっかくのラウンジを堪能しようとだらだら2時間くらい居るのですが、こんなことは初めてです。ま、本来これくらいがちょうど良いんでしょうね。でも渋滞で時間通りじゃなかったんで、そこはひやひやもんでした。
搭乗口に行く前に、免税店でロンドンのH欠さんへのおみやげを買います。

JALさくらラウンジ
日本航空・成田空港・さくらラウンジの詳しいレポートはこちらを参照してください

上空の様子
アサインされたアッパーデッキの最前列に向かいかばんをしまおうとしますが、何度も乗ってるくせにアッパーデッキの荷物棚は1階席より小さいことに初めて気が付きました。CAにお願いして、上着と一緒に預かってもらいます。ウェルカムオレンジジュースを飲み^^;毛布や枕の位置をいじったり食事のメニューを眺めているうちに出発です。相変わらず成田は離陸するまでに時間がかかります。くねくね曲がる誘導路を通り抜け、ようやく滑走路に着き離陸です。
地上は曇り空だったものの、雲を抜けるとそこは一面の青空でした。この瞬間が空の旅の醍醐味の一つですよね。
水平飛行に移りしばらくすると食事が配られます。朝が少しだったので、おいしく食べられました。その後は、朝早かったこともあり就寝タイム…

お待ちって言われても…

機内の様子
うとうとしていると機体が激しくゆれて目が覚めます。そういえば台湾は台風が接近中。シートベルト着用のサインが点灯して気流が乱れているとの放送が入ります。久しぶりに激しくゆれたものの、なんとか無事に台北空港に到着しました。2005年1月から日本発着の中華航空便は第二ターミナルを使用するようになり、4年前にエバー航空を利用して以来の第二ターミナル到着です。
[台湾]
台風直撃中の台北は暴風雨に見舞われていました。難なく入国しロビーに出ますが、迎えにきてくれるはずのTさんはまだいません…電話をかけてみると、もうすぐ着くとのこと。5分程待って無事再開できました。なんか毎回このパターンのような気が…ところがいつものTさんのすばらしくカッコいいポン○ツ車でお出迎えかと思いきや、なんと車を買い換えてました。しかも新車のホンダCR-Vの台湾仕様!
台北空港第二ターミナル到着口

ショウロンポウ
お土産やらスーツケースやらをわんさか載せて、Tさん自慢の車で台北市内に向かいます。外は湿気が強く実温度よりかなり蒸し暑く感じ、汗がじわじわ出てきます。外は暴風雨、時折前が見えなくなる程強く、慎重に運転しながら最初はディン・ダイ・フンのお店に連れて行ってもらいました。お腹は機内食でいっぱいだったけど、美味しい小龍包を目の間にするとついつい食べてしまう。^^;
食後は隣の本屋に移動して買物をし、その後は現在世界一高いビル、台北101に行きます。去年行った時はまだ展望台には入れなかったので、今回是非行ってみたいところでした。でも今日はあいにく台風で天気が相当悪い…登ってもちゃんと景色が見えないだろうなぁと思いつつ行きます。一回登るのに350NTD(約1100円)。台湾の物価からするとかなり高いです。(でも入場券を買ってくれたのはTさん…)
台北101

台北101から見える地上
いつもはかなり混雑しているらしいけど、この日は平日で台風がきているせいか、全然待たずにエレベータに乗れました。このエレベータ、確かこれも世界一早いんじゃなかったかな?エレベータ内は薄暗くなって天井には星座が光っていました。
あっという間に展望台に到着。でもやっぱり外は曇っていて殆ど見えない…それでもうっすら見える地上から、かなり高いことは分かる。101っていうから展望室は101階なのかと思ったら、89階だった。昨年は高雄の東帝士85大樓の展望室にも行ったから、これで台湾の二大(高?)ビルを制覇したことになる。
展望台の様子

免震装置
展望室には日本人の観光客も結構いる。身分証(パスポート)を預けると、無料でガイド端末を貸してくれるサービスがあり、柱に書かれている番号を入力するとそこから見える風景等を怪しい日本語で説明してくれる。ちょっとパスポートを預けるのは不安だったけど…
窓とは反対の建物の内側には、免震装置の巨大な鉄の球体がある。このビルのマスコットもこの球体をモデルにしていて、その重さは約800tもあるそうな。
一通り見た後、展望室から降りてお茶をする。前回来た時も確かここでお茶をした。吹き抜けがとても開放的。
そろそろ夕方になったので、ちょっと早めの夕ご飯を食べようということになり士林に移動、いつもの屋台を目指す。しかし今日は台風のせいで、いつもは込み合う屋台もかなり空いていて、お店も半分くらいはお休みだった。
2〜3年前までは屋外に本当の露天の屋台だったのが、衛生的でないとの理由で再開発の時にこの建物の中に入ったのだが、今日みたいな天気の時にはありがたい。

都会広場

珍しくがらがらの士林の屋台
お腹は相変わらずいっぱいだけど、それでも美味しいからついつい食べてしまう。
この頃には、到着時よりさらに風雨が強くなってきている。雨と汗でTシャツがびしょ濡れになったので、近くのお店で服を買うことに。
そろそろ時間なので空港へ向かう。ところが途中、路面が冠水しているところがかなりあったりして、道は渋滞気味。また慎重に運転しつつ時間がかかりながらもなんとか空港に到着…といってもその間熟睡していて大変だったのはTさん一人…Tさん、ごめん。
今回の台湾はこれでおしまい、正味10時間の滞在でした。到着時と違い中華航空のヨーロッパ便は第一ターミナル発着なので、こちらに送ってもらいます。Tさん達とお別れし、ラウンジに向かいます。
[台北→バンコク]
CI065
TPE 22:20 → BKK 01:00

ビジネスクラス
台風のせいなのか時間帯のせいなのか、第一ターミナルはがらがらでした。ラウンジもがらがらです。日本発着便が第二ターミナルに移ったので、もう利用することもないだろうなぁと思っていたのに、前回からたった半年でまた利用してます^^;
第一ターミナル・ラウンジ

シャワールーム
汗と雨のせいで体がべたべただったので、早速シャワーを浴びます。入り口にあるフロントで航空券を渡し、引き換えにシャワーセットをもらいます。中身は大小のタオルの他に、歯ブラシ、髭剃り、綿棒等が入っています。先ほど買ってきた服を持ってシャワー室へ。水圧が弱いのは相変わらずだったものの、前回悪かった排水は良くなっていました。時間もあるのでのんびりシャワーを浴び、着替えも終わってすっきりしました。

これが→

こうなる
シャワーを出てから、マイPCにマイLANケーブルを取り出し^^;ネットに接続します。LANケーブルはシャワーセットと同様、フロントに言えば貸し出してもらえますが、今回は持参したものを使用します。
第一ターミナルのラウンジはソファ同士を仕切る机の上に、LANのコネクタとコンセントが備わっています。しかも普段は隠れていて、使用する時にひっくり返す優れもの。ここでBlogへの投稿とメールのチェック等を行います。見回してみると、ノートPCを使っている人が結構います。
ラウンジには飲み物と軽食が用意されており、中華航空ご自慢のヌードルバーもあります。とっても美味しそうなんだけどお腹がいっぱい…でも誘惑に負けて、ラーメンを一杯食べてしまいました。
飲食カウンター

ラウンジのソファ
出発案内を見てみると、外は凄い暴風雨なのに全便定刻通りに出発しているらしい。本当?時折、女性スタッフが出発時刻の近づいた便のボードを持って、ちりんちりんと鈴を鳴らしながらラウンジの中を回っています。今までこんなサービス見たことが無かったけど、夜の便で人が少なく寝てしまう人がいるからかな?
中華航空・台北空港・ダイナステイ第一ラウンジの
詳しいレポートはこちらを参照してください
定刻通りに搭乗は始まったが、荷物が積み遅れてるとか、滑走路が混んでいるとかアナウンスがあり、結局45分くらい遅れて離陸した。
この便の機種は、一度は乗ってみたいと思っていた最新のシグネチャモデルだったので、ちょっと嬉しい。台北までの飛行機と同じ機種ながら頭上の荷物入れは大きいらしく、先ほど入らなかったかばんが今度はちゃんと入った。でも大きくなったはずなのに圧迫感はない。

出発ロビー

シートモニタ
エンターテイメントはさすがに充実している。テレビも旧機種より二倍以上も大きくなり、映画、ゲーム、音楽の種類も格段に増えていてしかもオンデマンド。言語選択では日本語も選べ、日本語吹き替えの映画も数本あった。でも既に自分の席のテレビはヒンジが馬鹿になってるのか、斜めで固定できなくなっている。
機外カメラで前後の様子が見えるようになっているが、夜中は暗くて真黒、昼は雲しか見えなくて真白。離着陸時はテレビをしまうので、せっかくの機能も
生かせずじまいの感がした。最初はテレビの出し方が分からなくて周りをキョロキョロしていたら、後ろの人が押して出すんだよ、と教えてくれた。テレビやゲームのコントローラは、反対にすると電話になる。

表のコントローラと裏の電話

ヘッドホン
配られたヘッドホンも、旧機種とは違い耳にすっぽりかぶさるタイプのものだった。一瞬ノイズキャンセラー付かと思ったけど、どうも違うみたい。それでも周囲の音はあまり入ってこない感じがした。
その他の違いとして、PC用の電源がありました。コンセントは台湾と日本ではほぼ共通なので、日本のコンセントがそのまま入ります。おかげで機内でPCをバッテリーの心配なく使うことができました。
椅子は電動で動き、シートピッチはほぼ同じ。快適だが思った程倒れない。たしかにふかふかで座り心地は良いんだけど、寝ることに関しては、個人的には旧機種の方がシートが若干固めで寝やすいと思った。
シートボタン

これが→

こうなる
内側の肘掛のところに、折りたたみ式の小さなテーブルがあります。広げると飲み物を置くには丁度良い大きさですが、折りたたみの部分で斜めになってしまうので、イマイチ用途が不明です。
シートは台北までと同様、アッパーデッキの最前列です。ここは寝るときに壁に足をかけれたり、前列の人を気にせず出入りできて良いのですが、短距離(成田→台北)ではさほど気にならなかったトイレに行く人や、ほのかに香る消臭剤の臭いが気になりました。
さてここからは台湾発ということもあり、日本人や日本語のアナウンス、日本語が話せるCAがいなくなりました。
そして…早速機内食がでます。前回ヨーロッパに行った時と同様、満腹地獄です^^;お腹はいっぱいだったけど、無理して少しだけ食べました。でもこの後にも、もう一回出るんだよな…
飛行機は台北までよりもさらに揺れています。頻繁にシートベルト着用のサインがでるなか、お腹いっぱいになってうつらうつらしているうちにバンコクに到着。多少の遅れを取り戻し、結局約30分遅れで到着しました。
[バンコク→アムステルダム]

CI065
BKK 02:35 → AMS 09:40

ビジネスクラス

乗換票
荷物を持って機外に出ると、熱帯の気候と雨の影響と機内が乾燥していたことで、相当湿気ているように感じます。でもボーディングブリッジを渡りターミナル内に入ると、エアコンが効いていて快適です。出口で乗り換え票をもらって空港内へ。夜遅いのに殆どの店はまだ開いています。
乗り換え案内を見てみると、どうやら定刻通りに出発するみたいです。それでも一時間以上は待つことになるので、ラウンジへ向かいます。
他の殆どのラウンジがクローズしている中、中華航空のラウンジは開いています。実は航空券を手配した時には旅行会社から、バンコクでのラウンジの利用はできないと言われていたのですが、そんなことはないだろうと思って行ってみると、案の定利用可能でした。しかし、バンコクの中華航空のラウンジは意外に小さめ。アッパーデッキということもあって最後の方に降りたせいか、ラウンジは既に満員でした。フロントで、今は満員だからここのラウンジに行ってくれ、と券を渡され、少し空港内をぶらぶらしてから別のラウンジに向かいます。
空港内の様子

落ち着いたラウンジ
そこはKLMやNWA等が使用する、ワンワールド系のラウンジのようです。こちらも広さは中華航空のと変わりはありませんが、殆ど人がいなくて快適でした。
フロントとは別に飲食用のカウンターがあり、ホットドリンク等セルフサービスに無いものはこちらで用意してくれます。でもラウンジ内にはトイレが無く、外の一般用のトイレを使わないといけないのが面倒でした。
軽食と飲み物が自由なのは他のラウンジと一緒でしたが、各テーブル全てに花が活けてあったので落ち着きました。

飲食コーナー
ワンワールド系・バンコク・ドンムアン空港・ビジネスラウンジの
詳しいレポートはこちらを参照してください
時間通りに搭乗が始まったものの、またしても荷物の積み送れとのアナウンスで約30分遅れで離陸開始。機内の殆どのお客さんが入れ替わったみたいで、ここからやはり白人率が高くなりました。それにしても機内は殆ど満席の状態。
離陸して早速機内食の案内が…もう眠くてお腹がいっぱいだからと断って早々に寝ることにします。寝ている間にUGO VANELLIのアメニティキットが配られてました。でも全然知らないブランド…いつも短距離路線しか利用していないので、長距離のアメニティを貰うのはこれが初めてです。
しかしここにきて忘れ物を思い出す!前日、コインランドリーで犬用の毛布やタオルを洗濯して乾燥機に入れたままにしていたことをすっかり忘れていました…帰国は三週間後、もうその時には無くなっているだろうな…
しかし、それにしても機内はとにかく寒くてとても乾燥している。途中、毛布を三枚もらったほど。それでもバンコクを出る頃には、家を出てから24時間以上がたっており、さすがに良く眠れました。

朝食
朝、周囲が明るくなって目が覚める。サンシェードを開けると、見事な青空が広がっていて、とても気持ち良い。しばらくして朝食が始まった。朝食は昨日寝る前に、夕食のオーダーと一緒に頼んでおいたタイ式朝食。ビーフンのスープにつみれが入っていて、薬味を好みでのせる。これがまた美味しかった。
ここで時計をアムステルダム時間に変更する。体が疲れているせいか、それほど時差ぼけみたいなのを感じない。
フライトマップをみると、もうすでにヨーロッパに入っている。またまた遅れを取り戻し、ほぼ定刻通りのフライトのようだ。だんだんと高度が下がってきて、カラフルな家の屋根が並ぶオランダの町並みが見えてきた。
眼下に広がるオランダの風景
着陸態勢に入り、地上がどんどん近づいてくる。外国のキャリアにしては珍しく、機外の様子がモニタに映し出されている。どうも昨日見た機外モニタの映像と同じらしい。説明では機首カメラと書いてあったので前方の映像が見えるのだと思っていたけど、映像は真下の町並みが映っている。
着陸態勢に入ってからも、デジカメでパシャパシャ外の景色を撮ってる人がいる。離陸時にはアナウンスがある前にさっさとシートを倒す人がいたりと、結構みんな日本程お行儀が良くない印象。そのうちどんどん高度も下がり、無事にアムステルダム・スキポール空港に到着。さすがアムステルダム、外はKLMの機体が目立つ。
飛行機が停止して降りる準備を始めた時、となりの人から声をかけられた。朝になってノートPC(VAIO-U1)で日記を書いていたりしていたのだが、どうもあまりにも小さすぎてノートPCに見えなかったらしい。「そりゃなんだ?」って聞かれました^^;ラップトップPCだよって説明しながら見せてあげると、「おお、すげぇ」とびっくり。ヨーロッパじゃこんな小さなPCは売ってないのかな?なんか一緒にいた息子にまで見せて喜んでました^^;
さて飛行機を降りると、ボーディングブリッジを出てすぐの所でパスポートのチェックをしていました。こんなことは初めてですね、なんでだろ?コワモテの入国係官らしき人物は、日本のパスポートを見るとにこりともせずに「コンニチワ、アリガトウ」と言ってパスポートを返してくれました。

入国審査
その後、極めて簡単な入国審査を通り抜け、ちょっと荷物が出てくるのが遅くてドキドキしましたが、無事にスーツケースも受け取り、ようやく無事にオランダに入国です。
8/05
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