[8月20日(日)] マカオ |
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セントポール教会跡 |
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今日は一日マカオへ行く。まずはトラムに乗って上環のフェリーターミナルへ。またまたトラムに乗れて楽しい。日曜日の朝早くということもあって車内は空いており、またまた二階の最前列からかぶりつきで外を眺めることができた。 | ||
フェリーに乗る前に80Mへ。ここは香港の交通に関するグッズが所狭しとならべてある。メインはバスのようだが、それ以外にも地下鉄、トラム、KCR、飛行機となんでも揃ってる。飛行機関係は特に地元キャセイのグッズが豊富に揃っていた。 | ||
うはうはしながら大量のお土産を出発前に買ってしまったのでロッカーに預ける。今まで街中で一つもロッカーを見ることがなかったが、さすがにフェリーターミナルにはあったので安心した。 | ||
窓口でマカオ行きのチケットを購入。マカオへの便は頻繁にでており、15分後に出発する便のチケットが買えた。時間がないので急いで乗り場へ向かう。 | ||
香港もマカオも既に返還されて久しいが、同じ中国国内のはずなのに空港と同様の出国審査がある。唯一空港と違うところは手荷物検査がないことだろうか。ちなみに香港やマカオの人はIDカードをかざすだけの簡単な手続きだけで済むようだ。 | ||
時間ぎりぎりに高速艇に乗り込んだ。客室は一等にあたるスーパークラス。全席指定なのだが、その指定方法は乗り込む直前に座席の番号が書かれたシールをチケットに貼られるというものだった。 | ||
アサインされた席はたまたまだが四人部屋のコンパートメント。残念ながらH田くんとコンパートメントを占拠できなかったが、同室した中国人は北朝鮮の金成男にとても似ていたので、笑いをこらえるのに必死だった。 | ||
コンパートメントは中央に大型の机があり、机の上には液晶ディスプレイも用意されていてなかなか快適。途中簡単な軽食も出された。 スーパークラスは船の前部に配置、後部と二階席が一般シートだ。船内はそれほど広くはなく、探検するところもなかった。 |
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船はかなりの高速で進んでいるが、驚くほど揺れない。日本で乗った高速船はバッタンバッタン跳ねながら進んでいくイメージだったが、飛行機や電車並みの振動しか伝わってこない。むしろ一番揺れたのは接岸中で、もろに波の影響で左右に揺られていた。 | ||
香港から約一時間ほどでマカオに到着。レインボーブリッジよりも大きくて長そうな橋をくぐってフェリーターミナルへ到着した。 | ||
飛行機のビジネスクラスと同様、スーパークラスは優先降船?のサービスがある。せっかちな中国人を船の係員が身体を張って止めている間に上陸した。 | ||
ところがせっかく早く上陸できても入国審査が混んでいた。殆ど全てのゲートが開いているのに、全てのゲートに20人前後が並んでいる。最初に降りたはずなのにこの混みようは、前の便の客がまだ残っていて休みの日ということもあって慢性的に込んでいるのだろう。約30分くらい並んでようやくマカオに入国できた。それにしても同じ中国国内なんだから、もう少し手続きを簡単にしてくれたら良いのに。 | ||
フェリーターミナルでマカオの地図をゲット、とりあえずマカオの中心地であるセナド広場に行く。何番のバスに乗ると一番早いとかあるのだろうが、適当に来たバスに乗って行った。結構日本人が多く、車内の半分くらいが日本人だ。 | ||
さすが休日とあって広場は人で一杯だ。人ごみをぬって歩くだけでも一苦労。セナド広場を見て最初の印象は「ハウステンボスみたい…」 | ||
もっと植民地時代からある古い西洋建築が立ち並んでいるのかと思っていたが、建物の壁などはキレイに塗られていて古くささを感じさせない。 | ||
それでも日本や香港では味わえない、ポルトガルの雰囲気は十分に感じられる。 | ||
この日も暑く広場をウロウロしているだけで汗がだらだら流れてくる。セントドミニコ教会やセントオーガスティン教会等の名所を見ながらマカオ観光のメイン、セントポール教会跡へ到着。 | ||
階段の下から見上げると立派な建物に見えるが、近づくと本当に壁一枚しか残っていない。 | ||
結構長い階段を上りきるとそこは小高い丘になっていて、マカオの街並みを一望できる。 | ||
ちなみに壁の裏側は真っ平らで、二階部分へ登れる階段がもうけられている。それにしても補強してあるとはいえ、よくこんな薄っぺらい壁だけが倒れずに残っているものだと感心する。 | ||
次はモンテの砦を見ようと歩き出したが、突然雷雨になったので近くにあったマカオ博物館へ非難。雨が止むまでここを見学してやりすごすことにした。 | ||
館内はマカオの歴史や文化が良くまとめられていてわかりやすい。解説はポルトガル語、中国語、英語の三ヶ国語の表記だ。昔の街並みを再現した一角や実際に生活で使われていた道具などが置かれている。 | ||
一時間ほどぶらぶらしてから再び広場へ戻って遅い昼食をとる。広場に面した通りにあるレストランはガイドブックにも載っている有名な店らしい。 | ||
ミックスグリルを頼むと皿の上には豪快に鶏肉、羊肉、牛肉がどーんと盛られていてボリューム満点!なかなか美味しかった。 | ||
食事を終えタクシーに乗って次のメイン、カジノへ行く。マカオでカジノと言えばリスボアだが、最近開業したアメリカ資本の新しいカジノ、サンズへ行く。相変わらずここでも写真撮影は禁止なので写真は無し。入口ではフェリーターミナルでも無かった持ち物検査が行われていた。 | ||
それにしてもでかい。韓国で見たカジノとは規模感が全然違う。高さなんも吹き抜けは当たり前、天井がどこだか見えないくらい。横も中央にいると左右の端がわからない。内部はまるで幕張メッセやビックサイトのような感じで、華やかな電飾に大画面のスクリーン、そして大音響が鳴り響く。中ではエレキ楽器を使った弦楽四重奏が、アレンジされたクラシックの曲を弾いていたりする。 ちなみにここでは香港ドルのみが流通しており、一度知らずにスロットにマカオパタカを入れてエラーを何回か出してしまったら、係員が飛んできてしまった。 |
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さて最初はスロットでちまちまと勝負。せっかくなのでいろいろな台を試してみるが、出たり入ったりでとんとんくらいで終わる。サンズに来たのは、観光案内のページにここには禁煙エリアがある、との情報を見てなのだが、その禁煙エリアは一階の入ってすぐ左手にあった。やっぱり禁煙エリアは快適で良い。 | ||
しかし得意?のブラックジャックの最低レートは200ドルからと高い。(他のエリアの最安レートは100ドル)少し躊躇したがせっかくなので勝負することに。手持ちの2万円を換金(約1200ドル)、これで6回は勝負できる。 それでもなかなか台が空いていない。うろうろしながらようやく空いていた台を見つけて勝負開始。客は中国人が中心なのだが、とにかく彼らの賭け方は陽気でおもしろい。常に大声でしゃべり、笑いながら賭けている。でも一度に賭ける金額は300〜1000ドルくらいだからおそろしい。 ちびちびとかけて(毎回200ドルしかかけない…)2000ドルくらいになったとこで、ディーラーが2回連続で21を出した。ここで大勝負に出ることに。一気に1000ドルかけたら見事勝った!!ここで勝ち逃げをすることにして台を離れた。結局約3倍に増えた。ちなみにソウルでは負けていたH田くんは100ドルくらい勝ったらしい。2人とも上機嫌でカジノを離れた。 |
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カジノを出るとすでに真っ暗になっていた。マカオ最後の観光に、タクシーでマカオタワーへ向かう。入口正面にあるインフォメーションでチケットを購入。 | ||
タワーへ登るエレベータは地下にあるそうだ。ところでこの時、マカオタワーでは何故か日本の観光展が…2階ではキティちゃんのコーナーが。 | ||
地下のエレベータへ行く途中には、妙な日本のオブジェがところせましと並べられていた。香港で人気の出前一丁のコーナーや北海道のコーナーなどがあり、一瞬どこにいるのか分からなくなってしまった。 | ||
それにしても…マカオの人たちがこれを見て日本をどんな国だと想像してしまうのか、逆に興味を持ってしまった。 | ||
エレベータに乗ってみると、外から見た時には気がつかなかったが外が見られるように窓がついている。エレベータの速さ自体はそんなにスピードがないのだが、外を見ながら登っていくにはなかなか楽しい。 | ||
展望台に到着、香港のような光の渦というほどではないが、カジノが集まっている地域はきらきらしていてきれいだ。 | ||
ここはどちらかと言えば夜景を楽しむよりも昼間遠くまで見渡すことができるのを楽しむところだろう。 | ||
他にも昼間には、外を歩いたりバンジージャンプできたりするアトラクションがあるらしい。展望台の床の一部はガラスになっていて、そこから外が見られるようになっていてなかなかスリリングだ。 | ||
一通り夜景を楽しんだ後は、香港へ帰るためにフェリーターミナルへ戻る。しかしタクシーもバスも殆どこない。たまたま来た適当なバスにのったら、全然違うところで降ろされてしまった。仕方がないのでそこからタクシーを拾ってようやくフェリーターミナルへ。フェリーターミナルまで乗ったタクシーの運転手はなかなか陽気で、鼻歌まじで楽しそうに運転していた。 | ||
しかし帰りのフェリー乗り場も混みあっていた。チケットを買おうとすると、後2〜3時間しないと一般船室は空いていないとか。ただしスーパークラスは空いていたのでなんとか10分後の船に乗ることができた。 | ||
帰りはライトアップされたマカオの橋の下を通り過ぎ一路香港へ。往路同様、軽食が出された。なぜか船内のテレビでは欽ちゃんの仮装大賞を流していた。 やっとの思い出香港に帰ってこれたのは12時近く。行きに荷物を預けたロッカーへ荷物を取りにいくが、超過料金を払う小銭がなくて困る。あちこち探し、結局売店で両替してもらってようやく荷物を取り出すことができた。 |
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この時間でもトラムが運行していたので、ホテルへの帰りもトラムで行く。車内は空いていて、ネオンサインがぎらぎらするビルの合間をトラムが進んで行った。 | ||
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