鉄道博物館
(その3)

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2008年01月17日(木)
ここからは「全国に広がる鉄道網」、大正期の車両が中心だ。最初はデ963形電車。元々甲武鉄道(今の中央線)で使用されていた電車で、国有化で国鉄初の電車となった貴重な車両。
ナデ6110形電車。鉄道記念物に指定されている。国産初のボギー車で初期の通勤電車として主に首都圏で使用された。
車内は入れないが、のぞくことはできる。ニス塗りの車内が木造車両の良い特徴を残している。車内灯がちゃんと点灯しているのがすごい。
ちなみに、この車両は中央線で活躍したこともあって「万世橋」駅という設定で展示されている。以前の交通博物館の名残を少し感じられる場所だ。
9850形、マレー式蒸気機関車。日本で現存する唯一のマレー式蒸気機関車らしい。交通博物館時代はC57と並べて展示されていた。
ED40形電気機関車。準鉄道記念物。確か以前は軽井沢駅に展示されていたはず。日本一急勾配で有名な信越本線の横川〜軽井沢間で日本初のアプト式を採用して山越えをした機関車。
ED40は駅ではなく、整備中というシチュエーションを再現しているらしい。整備している人形と道具や部品が一緒に展示されている。
ED40の特徴、アプト式歯車の部分がライトアップされていて良くその構造が分かる。
ED40も下から眺めることができる。アプト式のラックは透明のアクリル板でできていて、車両下部の様子を遮らない工夫がされている。
ED17形電気機関車。東海道本線電化の際にイギリスより輸入された車両だ。
運転席を見てみると、いかにも古めかしい機器類が並んでいる。
キハ41000形気動車。日本初の本格的大型ガソリンカーで戦前の気動車の代表的存在。ちなみにこの車両、国鉄で廃車後はなんと私の地元浜松の遠州鉄道でも活躍していたそうな。
車内の様子。車両中央部ではエンジンが見えるように床がガラス張りになっている。車内はニス塗りの木製で、それを見た子供が「なんで昔の電車はこんなに豪華なの〜?」と聞いていたのが印象に残った。なるほど、昔は木がふんだんに使われていましたが、今は木製って高級品になりますもんね。
交通博物館からあった大正時代の標準的客車のカットモデル。これ、本物の車両のカットかと思ってたんですが、再現モデルなんですね。
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