07九州鉄道記念館
(その4)

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2007年11月24日(土)
寝台電車581系の先頭車クハネ581型。世界初、
そして唯一の寝台電車で昼夜兼用できた。
車両の各所は、最初に充当された「月光」号で統一されて表記している。581系、583系は最初に充当されたことからこの「月光型」と呼ばれることもある。
車内の様子。クハネ581と言っても、元は国鉄末期に普通車用に改造された715系のクハ715が元になっている。なので車内はクハ715の時のままだ。下は昼間の座席の様子。
一席分下段だけだが、夜の寝台時の様子が再現されている。
そのまま残されて封印されている上段寝台。どうせ復元するなら、この部分も再現すれば良いのに。
端から見ると、715系に改造された様子が良く解る。クハネ581型とはいっても内部は殆ど715系のままだ。どうせなら徹底的に元の状態に復元するか、715系として公開して欲しかった。
普通電車化改造により設けられたドアのロングシート部分。一部はこうやってシルバーシートになっていた。
普通電車化改造されても、ドアは元のままの折り戸が残されている。これが普通電車としては致命的で、ラッシュ時には狭いドアに乗客が集中して遅延の原因を作った。
これも715系改造時の特徴で、寝台用の時の洗面台をそのままカバーして封印したもの。ここなんか、カバーを外すだけで元に戻るのだから、是非復元して欲しかった。
こちらはトイレ。ここは581系時代からあまり変わっていない。他の展示車両と同様「このトイレは使用できません」の注意書きがあった。
上と同じトイレの手洗い所の部分。普通電車としては、手洗い所はこれだけで十分ということだろう。
クーラーは581系時代から変わっていないAU15型。この寝台電車のために新しく開発された小型のクーラーだ。
581系が登場した当時の広告。当時は昼夜を問わず使用され、国鉄黄金期の輸送力不足の解消に役立った。
581系登場時、車両を紹介する広告。当時は最新型で、特に下段寝台はB寝台なのにA寝台と同じ幅を持つことで好評だった。
車両番号はクハネ581に復元されている。内部で復元した所はここだけだろうか?
運転室に繋がる細い独特の通路。残念ながら運転室内は見学できない。
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