07九州鉄道記念館
(その5)

http://www.k-rhm.jp/

2007年11月24日(土)
次はいよいよ本館を見学してみよう。この本館に使われている建物は、旧九州鉄道の本社屋として1891年に建てられたもの。その後鉄道院、鉄道省、国鉄、JR九州と引き継がれて現在に至る、歴史のある建物だ。
まずは一階から。この博物館の目玉でああるチブ37。九州鉄道時代に設計された車両で、この車両自体は引き継いだ鉄道院が製作したもの。
国鉄で廃車になった後は大分交通に払い下げられて活躍していた。その時、各部を改造されたが屋根もそのうちの一つ。開業当初のダブルルーフ構造に戻されている。
当時のシートは茣蓙(ござ)敷きだったそうだ。簡易な背もたれといい、往時を偲ばせる。
鉄道博物館では必ずと言ってよい程ある運転シミュレーター。やはりここでも大人気だ。ちなみにこの車両は事故廃車になったものを再利用したもの。
そしてこちらも必ずある大パノラマ模型。主に九州の列車を中心に車両が揃えられている。
ここからは二階の紹介。「かもめ」号の普通車のシートがそのまま展示されている。
疲れた時のベンチ代わりにも利用されるのだろうか。建物の中に鉄道のシートがポツンとあるとなんか変な感じだ。
こちらは883系「ソニック」のシート。俗に言う「ミッキーマウスの耳」がかわいい。
このシート色は旧色のもの。現在の「ソニック」はリニューアルが施され、シートの色も変更されている。
昔使われていた腕木式信号機。こうして部屋の中で眺めると意外と大きいことに気が付く。
そして閉塞装置を中心とした、昔の駅の備品の数々。
こちらはSLのプレート。
歴代「つばめ」号のヘッドマーク。長らく国鉄の看板列車の名前として使用されてきたが山陽新幹線全通を機に廃止された。
その後JR九州が「つばめ」の名前を復活させ、現在では鹿児島新幹線の名前に使用されている。
こちらは既に廃止になった列車のヘッドマーク。懐かしい名称が並ぶ。
過去から現在に至るまでのレールの変遷を展示したもの。
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