イギリス国立鉄道博物館 (その5) |
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2014年08月07日(木) |
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世界最初の旅客を載せた機関車として有名なロケット号のレプリカ。レプリカと言っても戦前の1935年に製造されたもので、今でもイベントなどで実際に走行可能な状態になっている。ただし動態保存で営業路線を走るために、建築限界の関係で煙突の高さは本物より低くなっている。この車両はイベントで日本にも来たことがある。 | |
これも1930年に複製されたもので、リバプール&マンチェスター鉄道で使用されていた位置等客車。「トラベラー」の愛称が付いていた。 | |
これも1930年に複製されたもので、リバプール&マンチェスター鉄道で使用されていた三等客車。最初無蓋貨車かと思ったが、当時の三等車は屋根すらなかったらしい。 | |
1935年に復元されたグランド・ジャンクション鉄道の郵便車。 | |
1863年製、ノース・ブリティッシュ鉄道のダンディーカー?馬車鉄道用の一等、二等客車で、蒸気機関車に取って代わられるまでの1914年まで活躍した。 | |
1897年製、リントン&バーンスタプル鉄道で使用されていた複合ブレーキと観測車という説明があったが良く分からない客車… | |
何故かアジアチックな演出。 | |
1934年製、ロンドン・ミッドランド&スコティッシュ鉄道で使用されていたディーゼル機関車「ロークスドリフト」。日本で言うところのスイッチャーのようなものか。この車両は1941年に軍に徴用された履歴もある。 | |
1917年製、ノース・スタッフォードシャー鉄道で使用されていた蓄電池機関車。 | |
ロンドン&ノース・ウェスタン鉄道のPet蒸気機関車。こんなに小さくてもちゃんとした蒸気機関車で0-4-0という珍しい軸配置で、しかもゲージも18インチとかなり特殊。主に狭い工場内で部品を搬送するのに使われていた。1865年に製造され64年間使用されていたがその後忘れ去られていたようで、1965に発見されてから修復が行われた後、ここで展示されるようになった。 | |
ユーロトンネルの工事で使われた車両。これは解説が見つからなかったが多分作業員を運ぶ人運車。 | |
HUNSLET社製RA36電気機関車。ユーロトンネル内で使用する時には前後に同じ機関車を挟む所謂プッシュプルで20編成が運用されていた。一度に350トンを最高時速32Km/hで運ぶことができた。 | |
直訳すると側面傾斜式泥運搬車。ユーロトンネル掘削時に吐き出された泥を地上に運搬するために使われた車両で、全部で300輌以上が導入された。この車両は最後に使用された状態のままで展示されている。 | |
イースタン・カウンティーズ鉄道で使用されていた1847年製のボーキサイト2号(変な名前…)蒸気機関車。ボーキサイト2号なのにアルミ精錬工場で使用されていて廃車後、1947年にスクラップ業者が幸運にも解体寸前にここに寄付をした。実は塗装も廃車当時のままの貴重なもの。 | |
こちらもイースタン・カウンティーズ鉄道で使用されていた1851年製の当時の馬車時代の台車の技術を使った最後の一等客車。1870年代に検査用車両に改造され、その際に台車も交換されてしまった。1892年に引退したものの第二次大戦時に空襲時の火災監視を行う人員用の寝台車として再利用され、1959年にこの博物館に収蔵された。この客車も当時のままの外観を維持している。 | |
19世紀初頭に開発されたラックレールの原理を示す模型。 | |
こちらも19世紀初頭に使われていた貨車。 | |
18世紀に使用されていた馬運車。 | |
1829年製のロケット号と同世代のAgenoria号。 | |
1834年製ボドミン&ウェイドブリッジの一等・二等合造客車。この日は特別に客車内も公開されていて、ボランティアが内部で説明をしてくれた。公開されていたのは二等車の方。 | |
これも同じく1834年製ボドミン&ウェイドブリッジの二等客車。 | |
これも同じく1834年製ボドミン&ウェイドブリッジの三等客車。三等車になると屋根すらない。 | |
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