イギリス国立鉄道博物館 (その2) |
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2014年08月07日(木) |
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グレートウェスタン鉄道3700型の17号機でシティ・オブ・トルーロ号。1931年に廃車後しばらく静態保存されていたが、1984年に大改修が行われて現在は動態保存機になっている。この機関車は1904年に164Km/hの速度記録を出していて、当時の世界最高速記録だった。ちなみにこの機関車が載っているターンテーブル自体も由緒あるもので、1954年までノース・イースタン鉄道の第四機関庫で使用されていたもの。 | |
イギリスのヴァルカン・ファウンドリー社製、中国鉄道(でいいのかな?)KF型蒸気機関車。1935年に中国政府が24輌発注したうちの1輌で、1981年にここへ寄贈された。戦時中は日本陸軍に接収されて使用された経歴もあり、40年以上現役だった。 | |
1960年に製造されたクラス9F蒸気機関車。イギリス最後で最大の蒸気機関車でたった5年後の1965年には無煙化によって廃車されてしまった。 | |
1949年製造、南部鉄道で大西洋連絡急行に使用されていた35029、エルマン・ラインズ号。鉄道博物館ではお馴染みのカットモデルにされている。 | |
グレート・ウェスタン鉄道で使用されていた6000型蒸気機関車。キングクラスとも呼ばれこの初号機はキングジョージ5世と名付けられている。南部鉄道とのスピード競争で生まれた大型蒸気機関車で、それ故に軌道や橋梁の制限が大きかったため投入できる線区が限定された。このキングジョージ5世号は完成直後にアメリカのボルチモア&オハイオ鉄道の開業100周年行事に参加するために大西洋を渡ったこともある。 | |
珍しい前後対称のフェアリー式蒸気機関車。この機関車自体の来歴や型名は良く分からないのだが、恐らくFfestiniog鉄道で使用されたもの。いわゆる間接式蒸気機関車の一種で、イギリス連邦諸国の軽便鉄道で多く使用された。急カーブに強くターンテーブルが不要だったが、石炭や水の搭載量が少なく中央をボイラーが突き抜けているために使い勝手が悪く広く利用されなかった。 | |
1874年にグラスゴーのダブズ社で製造された、ノースイースタン鉄道の1275号蒸気機関車。 | |
第二次大戦中の緊縮財政の中で製造された南部鉄道のQ1型蒸気機関車の初号機C1。いかにも戦時急造の無骨なデザインだが、この時の軽量化の技術は戦後にも生かされ1966年まで活躍した。機関車トーマスのネヴィルはこの機関車が元になっている。 | |
1934年に製造されロンドン・ティルバリー・サウスエンド鉄道で使用されたLMSスタニエクラス2500型蒸気機関車の初号機。 | |
1869年製造ノースイースタン鉄道で使用されていたエアロライトの66号機。1851年のロンドン万博で出展されていた同名の機関車が事故で廃車になった後二代目として活躍した。これも機関車トーマスでウィフのモデルになっている。 | |
1923年製造ランカシャー&ヨークシャー鉄道で使用されたクラス5の1008号機。 | |
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