インド国立鉄道博物館
(その3)

2010年07月03(土)
イギリス・マンチェスターのBeyer Peacock社で1930年に製造された Garratt 815号機、製造時は6594号機。ベンガル・ナグプール鉄道で使用されていた。インド鉄道で使われていた中で235トンという最重量機関車で、重鉱物や鉄鉱石列車として2400トンクラスの列車を牽引する能力があった。
インド鉄道が1962年にノーザン鉄道とサウスイースタン鉄道用にアメリカ GM-EMDから72両輸入したWDM4-18001型。出力は2400/2600馬力で、当時インド鉄道では唯一真空ブレーキを装備していて、ハウラー(コルカタ)・ラージダーニーエキスプレスで最高速度130Km/hで定期運用に就いていた。
インド鉄道が1957年にアメリカ・ニューヨークにあるALCO-American Locomotive社から、イースタン鉄道とサウスイースタン鉄道用に100両輸入したWDM1-17000型。1950/1800馬力、最高速度104Km/hで、当初石炭や鉄鉱石列車として活躍した。
1930年製 Sir Roger Lumley 号。イギリスメトロポリタン・ビッカース社で電装品を、組み立てをスイスロコモーティブ社で行った。製造時の型番ははEA/1 4006型でグレート・インディアン・ペニンシェラ鉄道で、後にWCP/1 20005型となりセントラル鉄道で使用された。インド初の電気機関車で1500V、蒸気機関車とほぼ同様の動輪を使用している変わり種だ。当初ボンベイを中心の高速旅客列車に使用され、ボンベイ〜プネー間192Kmを1930年代に2時間45分で結んでおり、その記録は今日でも破られていない。
1928年、イギリスメトロポリタン・ビッカース社で製造された Sir Leslie Wilson 号。製造時の型番は4502 EF/1、後にEF/1-20027となった。インドで最初に輸入された41両の電気機関車のうちの一つで、グレート・インディアン・ペニンシェラ鉄道とセントラル鉄道で使用され、1974年に引退した。
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