インド国立鉄道博物館 (その10) |
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2010年07月03(土) |
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1886年にボンベイ・バローダ・セントラル・インド鉄道のパレル工場で製造された広軌用6輪、ガイクワール・バローダ・サルーン号、ERB-20型。当初ガイクワール・バローダ鉄道で、後にボンベイ・バローダ・セントラル・インド鉄道で使用された。車輪の配置が独特で、レールの曲線に沿って旋回できるようになっている。内部は精巧な金とエナメルで装飾されていたが、火災により焼失したが後に復元された。 | ||
1929年、イースト・インディアン鉄道のリルアー工場で製造された羊用の運搬貨物車、PYE-97488号機。当初イースト・インディアン鉄道で、後にイースタン鉄道で使用された。木製車体で176匹の羊を運ぶことができ、上下二層、合計4つの区画に分かれていた。各区画では鉄の棒とサンシェードを備え、屋根上にあるタンクから水が供給できる仕組みがあった。中央部には車掌が乗務できる区画があり、そこには真空ブレーキと手動ブレーキが設置されていた。 | ||
1930年、イギリスのメトロポリタン・キャメル・キャリッジ・アンド・ワゴン社が製造、スイスのアルフレッド・J・アムスラー社でテスト用のギアを装備されたWRK-2483型。グレート・インディアン・ペニンシェラ鉄道で様々な条件下における電気機関車の性能特性を評価するために導入された。 | ||
1891年、イギリス・ロンドンのランサムズ・レイピア社で製造されたクレーン車。ボンベイ・バローダ・セントラル・インド鉄道で使用されたインドでもっとも古いクレーン車の一つ。操作には6人のオペレータを必要とし15トンの吊り上げ能力を持っていた。 | ||
1923年、ホーソン・レスリー社が製造した。製造時は3538型、後に3型となったが、一般的には「クレーン・タンク」と呼ばれていた。主にグレート・インディアン・ペニンシェラ鉄道のプレルの工場で使用された。 | ||
詳しい資料が見つからなかったクレーン車。ダミートレーラーを有し、現在の形に近いものだ。 | ||
1925年、イギリス・スタッフォードのW.G.バグノール社で製造されたナロー蒸気機関車。当初ガイクワール・バローダ鉄道でWT-60型として、後にウェスタン鉄道でWT-594型として使用され、1988年に引退した。両サイドに水タンクを有し、元々は石炭車が付随していた。 | ||
1927年、イギリス・スタッフォードのW.G.バグノール社で製造されたナローゲージ機関車。当初は13型、後にCS-775型。150馬力で時速13マイル、イースタン鉄道のシャンティプール〜ナバドウィープ間で使用され、1986年に引退した。 | ||
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