シテ・デュ・トラン
(その7)

2014年08月05日(火)
ここからは二番線・20世紀初頭の鉄道のコーナー。1917年製、Chemins de fer de l'Etat 鉄道で使用されていた Consolidation 140 C 344。ちょうど第一次世界大戦が真っ盛りの頃の機関車だ。
1916年製、Chemins de fer de l'Etat 鉄道で使用されていた TE 1080。独特の足回りで、ドアの数から近郊路線で活躍した車両かも。階段に登って中を見ることができる。
1902年製、西部鉄道で使用されていた Sprague BDF 9011。木製の車両で独特の運転台からなにか特殊な用途の車両かと思ったが、パリ地下鉄でも使用されていたらしい。
1900年製(19世紀じゃん…)、パリ・オルレアン鉄道で使用されていた BB E1 Boite a sel (BB 1282)。古い日本の機関車にもありそうなデザインだ。
1900年製(これも19世紀…)、CF de l'Est 鉄道で使用されていた Imperiale B4C5 n 20076 Bidel。どうもこの時代のダブルデッカー車は相当な無理をしている気がする。
1902年製、Chemins de fer de l'Etat 鉄道で使用されていた 230 Ten Wheel n 1314。
1908年製、パリ・オルレアン鉄道で使用されていた 231 Pacific n 4546。
1900年製、PLM鉄道で使用されていた American 220 C 145。ボイラーの先頭形状が鉄仮面のようでかっこいい。
これは現代の鉄道でも使用されている手漕ぎ式の工事用車両。詳しい解説がなかったが、こんな古い時代からやってることは変わらないんですね。
ここからは三番線・1919年から1938年、つまり戦間期のコーナーだ。まずは1927年製、Chemins de fer de l'Etat 鉄道で使用されていた E 4002 (BB 1632)。
1933年製、パリ・オルレアン鉄道で使用されていた 2D2 5516。この機関車は片側の側面が全面的にカットされていて、内部の構造が良く見れるようになっている。1980年まで現役だったらしい。
1927年製、PLM鉄道で使用されていた BB 4769 (ex BB 4701)。日本のEH10のように二連接車体の機関車だ。
1925年製、同じくPLM鉄道で使用されていた Pocono 242 AT 6。大型のボイラーを持つのに炭水車を持たないタンク車でアンバランスに見える。
1938年製、PLM鉄道で使用されていた 4 DMD 2 (BB 60032)。
1921年製、アルザス・ロレーヌ鉄道で使用されていた Wagon isotherme Kza 505257 Meteor。それなりの大きさの貨車なのに、扉が観音開きで狭い。開いている扉の内側で木製貨車だと分かる。
戦間期のコーナーのはずなのに、何故か1887年製 Wagon citerne essence BP 7565535。これも特定ワゴン車と書かれていて、BP専用の日本で言う私有貨車だったのかも。
(その6)(その8)
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