シテ・デュ・トラン (その10) |
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2014年08月05日(火) |
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ここからは七番線、1960年〜1970年代のコーナー。まずはTEE専用のコーナーだ。 | |
1964年アルストム社製、CC 40101。CC40100形交直流両用電気機関車の初号機。フランス、ベルギー、オランダ、西ドイツの4カ国をTEEで結ぶために、それぞれの国の電源方式に対応している。そのために、機関車としては異様に長い車体を持つ。4電源対応した量産電気機関車はこの車両が唯一のもので、その為パンタグラフも4つ搭載していた。 | |
1956年製、DEV Inox A8 37 650。かつてのTEE「アキテーヌ」号に連結されていた食堂車…かと思ったら食事のセットをされた状態の一等車。今の基準から見ても、通常運行される列車では豪華だ。 | |
1955年製、lits de type P 4550 "Pillepich"。TEE用の個室寝台車で、洗面所やシャワーも設置された寝台車。 | |
TEE「アキテーヌ」号のヘッドマークを掲げた1974年製 CC 6572 (loco CC 6565)。先ほどの CC 40101と同様、この時代のフランスを代表するデザインで、所謂「げんこつ顔」の直流電気機関車。 | |
1971年製、TEE Grand confort A3rtu 849 9 003。パリ〜ブリュッセルを結んでいたTEE「エトワール・デュ・ノール」号で使用されていた一等車で、200Km 運転に対応している車体。これも車内は食事セット状態で展示されている。 | |
1977年製、 Corail A10 TU。コライユと呼ばれるSNCFが所有する標準的な長距離用客車でなにかのイベントに使われるのだろうか、シテ・デュ・トラン塗装が施されている。 | |
最後は八番線、1970年〜2008年のコーナー。最後は随分ざっくりな分け方なのに、展示内容は少なくバラバラ…1975年製、TBDu 2057。2004年まで運用されていた第二世代ガスタービン車。フランスの非電化区間の速度向上に寄与した。 | |
1970年アルストム社製の交直流両用機関車、BB 20210。 | |
1925年製、パリ・オルレアン鉄道で使用されていた ZC9 Eyp 23156 (Z 4156)。近郊区間用に投入された電車。 | |
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