ソミュール戦車博物館
(その5)

2014年08月04日(月)
個人的には一番期待していた第二次大戦中のドイツ軍戦車コーナー。展示スペースに入ってまず最初に見えるのがこのティーガー2。しかも稼働機。
ティーガー2の前面装甲の一部で、160mm厚の装甲が良く分かる。
150両以上を撃破したドイツ軍のエース、オットーカリウスと彼が終戦まで乗車したティーガー1。(この車両が彼の乗機ではない)ちなみにカリウスはまだ存命らしく、ドイツでティーガー薬局という名前の薬局を営んでいる。この車両はSS 第102重戦車大隊に配備され、1944年7月4日にノルマンディー戦で放棄されたもので、サンナゼールを包囲したベニエ大尉?が指揮する部隊が回収した車両らしい。
4号戦車J型。金網製のシュルツェンを装備したJ型最後期の仕様。ちなみに4号戦車は中東戦争の時にシリア軍で使用されたのが有名だが、その時の4号戦車はこのJ型だったらしい。
大戦中盤の主力戦車だった3号戦車のF型。
2号戦車のC型。C型は従来型からキューポラ増設、装甲を強化した改修型で、この車両は良く見ると左右の履帯が違う。しかし6号から4〜2号戦車を順番に並べて展示しているとは、なんという贅沢な博物館だろう。
20mm Flak30 対空機関砲。この20mm砲は2号戦車にも搭載された。
ドイツ、ハノマーグ社製のトラック。それだけなら大したことないのだが、なんとこのトラックはV2ミサイル牽引用の車両だ。1945年に侵攻してきたフランス軍がこの車両を接収し、1985年までフランス陸軍で保管されていた。
第二次大戦を通じてドイツ軍で広く使用されたハーフトラック式牽引車 Sd. Kfz. 10。
先ほどのSd. Kfz. 10 を元に開発された軽装甲兵員輸送車 Sd. Kfz. 250。この車両は基本タイプの1型。
チェコ・スロバキアのスコダ社製、37mm対戦車砲 SKODA VZ 34。ナチス・ドイツによるチェコ・スロバキア併合によってドイツ軍に組み入れられたチェコ製の兵器のうちの一つ。
1935年にドイツが開発した105mm榴弾砲。
解説板がなかったので良く分からないが、タイヤの分解展示。当時のタイヤの様子を説明してるのかな?
(その4)(その6)
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