ソミュール戦車博物館 (その15) |
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2014年08月04日(月) |
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1976年製、AMX10RC戦闘偵察装輪装甲車。何度か出てきているAMX13を置き換えることを目的としたとして開発され、ウォータージェット推進による水上航行も可能。装軌式のAMX-10P歩兵戦闘車と共通の設計になっているのも特徴。1991年の湾岸戦争にも参加した。 | |
1984年製、ERC90戦闘偵察装輪装甲車。水上走行能力とNBC防護能力を備えていて先ほどのAMX10RCと同じジャンルの車体になっている。しかし重量が半分程度なので各種輸送機による空輸が可能となり、空挺部隊や山岳部隊に配備配備が行われた。湾岸戦争、ユーゴ内戦で実戦投入されている。 | |
これは解説板がなくて良く分からなかった車両。UN塗装がされいて、小型だが今までの車両と同じく戦闘偵察装輪装甲車のジャンルだろう。 | |
1976年製、VAB装甲兵員輸送車。この車両もウォータージェット推進装置による水上走行能力とNBC防護機能を備えている。この車両はUN塗装が施されている。 | |
1951年、パナール社製EBR FL 11 戦闘偵察装輪装甲車。この車両は90mm砲搭載タイプのEBR90。実は戦前から研究開発が行われていた車両だったが、この車両もフランス占領により中断され、戦後ようやく生産にこぎ着けた車両の1つ。後継車両はAMX-10RCで現在は全車退役している。この車両の特徴の一つは前後が対象になっていること。実は内部の操縦席も前後に二か所設置されているという変わり種。 | |
1942年、アメリカ製 M8 75mm自走榴弾砲スコット。M5軽戦車の砲塔を撤去し、75mm M2榴弾砲を装備した車両。フランスでは各植民地独立戦争に投入された車両で、インドシナ、アルジェリアなどで使用された。 | |
1944年、アメリカ製M24チャーフィー軽戦車。戦後アメリカから供与された車両で、先ほどのM8同様各地の植民地独立戦争に投入された。 | |
1942年、アメリカ製LVT4水陸両用トラクター。いわゆる上陸用舟艇というやつでノルマンディー上陸戦に投入された。この4型はイギリス向けに製造されたバッファロー4で、エンジンを前部に移して大型ランプドアを後部に配置したもので、さらにイギリス向けに30mm砲や0.3インチ機関銃2門を装備した。 | |
1941年、アメリカ製M2兵員輸送用装甲半装軌車。いわゆるハーフトラックで、M3をベースに105mm榴弾砲の牽引用に開発された。他の型よりキャビンが短いのが特徴。 | |
1942年、イギリス製ハンバー軽装輪装甲偵察車 Mk.1。 | |
フランス、パナール社製の軽装輪装甲車VBLのUN仕様車。 | |
1942年、アメリカ製M29C CRABE。CRABEはフランスでの愛称で、アメリカではWeasel。良く知らない車両だが、雪上走行を目的に製造された車両らしい。C型はエンジンをミッドシップにし、37mm砲を搭載したタイプ。 | |
1951年、アメリカ製ジープ。ジープも世界中に様々なバリエーションがあり、これはドライエ VLRと言われるタイプで、かつてフランスにあった高級自動車メーカー「ドライエ」社がライセンス生産したもの。当時、既に落ち目だったドライエ社を救済する意味でフランス陸軍から発注された車両のようだ。民間向けバージョンも生産されたが販売成績は芳しくなく、やがて1954年にドライエは創業を停止してこのVLRはオチキス社に生産が引き継がれた。 | |
1949年、イギリス製フェレット軽装輪装甲偵察戦闘車。戦中に使用されていたダイムラー偵察車の後継にあたる車両。 | |
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