ル・ブルジェ航空宇宙博物館
(その3)

2014年08月06日(水)
1915年、ベベの愛称で親しまれているフランスのニューポール社製・ニューポール 11戦闘機。それまでフォッカーが優勢だった空戦をこの機体が一気に取り返した。
1918年、ドイツのフォッカー社製 D7 戦闘機。名機Dr.1の後継機とも言える機体で、多くの共通点を持っていた。大戦末期に登場し、終戦まで主力機として製造が続けられた。戦後も各国空軍に採用された。
1916年、フランスのスパッド社製 S7戦闘機。スパッド社が最初に開発した本格的な軍用機で、登場当時は最高水準の性能を誇り、連合国の各国で使用された。
1917年、イギリスのソッピース・アビエーション社製、ソッピース1 A2 戦闘機。
1918年製、ドイツのユンカース社製 J9(DI)戦闘機。第一次大戦後半に登場した全金属・単葉機という革新的な飛行機。
1918年製、ドイツのファルツ社製 D12 戦闘機。第一次大戦の末期に投入され、フォッカーの陰に隠れて目立たない戦闘機だったが、広範囲に使用された。
1918年、イギリスのデ・ハビランド・エアクラフト社製 DH.9爆撃機。主に西部戦線で活躍した。
1917年、フランスのブレゲー社製・ブレゲー BR.14 A2 爆撃機。BR.14は爆撃機タイプと偵察機タイプがあるが、A2は爆撃機の方。第一次大戦期のベストセラー戦闘機で、それまでの木材中心だった飛行機の素材を金属を多用することにより、大量生産が可能になった最初の航空機と言われている。また連合国各国で幅広く使用され、日本でも導入された。
あまり知られていないかもしれないが、第一次大戦開戦時にはプロペラ同調装置がなかったので、プロペラを機銃がうちぬかないように補強する工夫がなされていた。
当初は機銃も地上戦と同じものを用いていたが、次第に航空機専用の機銃というのが開発されていった。
(その2)(その4)
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