ル・ブルジェ航空宇宙博物館 (その12) |
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2014年08月06日(水) |
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ここからは回転翼機のコーナー。1948年、フランスのシュド・アビアシオン社製 SE3101。ツインテールローターの実験用に1機だけ製作された。ドイツのフォッケ博士が戦後フランスで、世界初の量産ヘリコプター・Fa223を基にして製作された。 | |
1955年、フランスのシュド・アビアシオン社製 SE3130 01 アルエット2。初めてガスタービンエンジンを搭載した最初のヘリコプターで、軍民に広く使われた。 | |
1959年、フランスのシュド・アビアシオン社製SA319B アルエット3。SA 316Bからエンジンをチュルボメカ アスタゾウ14に換装したタイプ。 | |
なんとなくアルエット2に似ているが解説板が無くて良く分からない機体。操縦桿が派手になったりしているので、子供用かも? | |
1954年、アメリカのシコルスキー・エアクラフト社製、シコルスキー H-34A。S-58 チョクトーをアメリカ陸軍向けにエンジンをライトR1820に転換した機体。フランスでは海軍が使用していた。 | |
1967年、フランスのシュド・アビアシオン社製 SA341F ガゼル。アルエット3から発展した機体。フランスでは平和維持活動に多く投入されている。 | |
1948年、フランスのブレゲー社製 G111。二重反転ローターの実験用に1機だけ製造された機体。 | |
1925年、フランス生まれのアルゼンチン人、ラウル・パテラス・ペスカラが設計したヘリコプター。この人は何機か二重反転プロペラを装備したヘリを飛ばしていて、いくつかの世界記録を樹立している。 | |
レナードヘリコプターと呼ばれる…これもヘリなのだろうか?20世紀初頭の研究らしいのだが、扱いはこんなものなのでまともに飛ばなかったのだろう。 | |
2003年、フランス製のXenon。正面から見ると形はヘリっぽいが、胴体の真ん中にプロペラを設置したなんとも言えない機体。解説を読んでも良く分からなかった。 | |
1991年、イタリア製ドラゴンフライ333。2人乗りの超軽量ヘリ。 | |
1935年、フランス人技術者でヘリコプター黎明期のパイオニアの1人、エティエンヌ・ウーミシェンのOemichen No. 6。この人の設計した No.2 はそこそこ有名だが、このNo. 6 は気球の下に回転翼を取り付けたもの。当時のエンジンでは揚力が足りなかったのだろうか。 | |
1950年、フランスのシュド・ウェスト社製 SO1110 アリエル2。圧縮空気を尾部に向けて噴出し、テイルローターを無くす実験に使われた機体。この機体で収集されたデータはSO1221に活かされた。 | |
1953年、シュド・ウェスト社 SO1220 ジン。先ほどの SO1110 を元に作成された圧縮空気式のヘリコプターの試作機。量産機はSO1221。 | |
1945年、アメリカのベル・ヘリコプター社製、ベル47G。戦後間もない、初期ヘリコプターのベストセラー機。サブタイプのGはコックピット後方の燃料タンクを左右1個ずつとし、水平安定板を追加したタイプ。 | |
1947年、アメリカのヒラー・エアクラフト社製、ヒラー UH-12B。サブタイプのBはアメリカ海軍向けの練習機仕様だが、フランスではインドシナ戦争に投入されたこともある。 | |
1950年代、フランスのエンジニア、イゴール・ベンセンが設計した推進式リアエンジンのオートジャイロ ゲイリー RG01。 | |
2004年、フランスの超軽量水陸両用ハイドロジャイロ?実験機 Roland Kloeti RK-02。接地用の降着装置と着水用のフロートを持つ。 | |
1952年、アメリカのPiasecki(読み方が分からん…)ヘリコプター社製 HUP-2 レトリバー。サブタイプの2は出力を550馬力に増強したコンチネンタルR-975-46エンジンに換装したタイプ。アメリカ海軍とフランス空軍に納入された。 | |
1940年、フランスのSNCASE社製C302オートジャイロ。シエルバ C30からの発展型。 | |
1928年、イギリスのシエルバが設計したシエルバC8L-2 実験用オートジャイロ。 | |
1942年、ドイツのフォッケ・アハゲリス社製 Fa330 。エンジンを持たないので、ジャイログライダーやジャイロカイトに分類される。第二次大戦中に、Uボートに搭載されたことで知られる。 | |
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