14ベルギー王立軍事歴史博物館 (その9) |
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2014年08月03日(日) |
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1932年にKreit Lambrickxさんていう陸軍のパイロット(整備士?)が作っただか飛ばしただかというKL2。Kreitさんが亡くなった後、その未亡人が1937年にこの博物館に機体を寄贈したらしい。陸軍の実験機かと思いきや、この人の趣味で作った飛行機らしい。 | |
1930年代にフランスのエンジニア、アンリ・ミニエが設計したプー・ド・シェル(空のシラミ…)この時期、欧米で流行したハンドメイド機だったが、構造上の欠陥から事故が多発して飛行禁止になったという代物。 | |
フランス、モラーヌ・ソルニエ社製M.S.315。戦間期である1932年に初飛行した戦闘機で、民間バージョンも存在する。 | |
同じくフランス、モラーヌ・ソルニエ社製M.S230。ベルギー空軍では練習機として使用され、戦後は民間でも使用された。 | |
フランス、フランコ・ブリティッシュ・アビエーション社製 H型飛行艇。ベルギーでは第一次大戦中に対潜哨戒機として1機だけ導入した。 | |
イギリス、ロイヤル・エアクラフト・ファクトリー社製R.E.8。ベルギーでは偵察や着弾観測に利用された。 | |
イギリス、ブリストル飛行機会社製F.2ファイター17型。17型はエンジンを300馬力のイスパノ・スイザに換装したタイプだが第一次大戦には殆ど間に合わなかったはずだが、この機体は1917年とぎりぎり参加できたらしい。 | |
イギリス、エアコー社製 DH.4。1916年初飛行の爆撃機だが、ベルギーではサベナでも使われたらしい。 | |
フランス、コードロンG.3偵察、練習機。ベルギーでは1918年から1928年まで練習機として活躍した。 | |
フランス、ヴォワザン航空機社製 L.A.V.(LASとするものもある)軽爆撃機。第一次大戦中にベルギーで最初の空戦に勝利した戦闘機らしいが、主に夜間爆撃で利用された。 | |
イギリス、ソッピース社製 1.A2 1 1/2ストラッター爆撃機。機種名に分数が入るって…ベルギーでは1921年まで使用されていた。 | |
フランス、スパッド社製S.8戦闘機。第一次大戦中に連合軍側で幅広く使用され、ベルギーでは1922年まで現役だった。 | |
イギリス、ソッピース・アビエーション社製キャメル戦闘機。キャメルも連合軍側で多く使用された名機の一つ。ベルギー空軍でも運用されていた。 | |
修復中の機体だが、恐らくドイツのハルバーシュタット社製 CL.2戦闘機。 | |
フランス、アンリオ社製HD.1戦闘機。フランス本国では殆ど使われたなかったが、輸出されたベルギーでは活躍し、約80機が1926年まで使用された。 | |
Battaille、TRIPLANE。1910年ベルギー製の名前の通り三葉機。 | |
フランス、ヴォワザン航空機社製Voisin de caters。極初期の飛行機で1907年に行われたレースの優勝機らしい。 | |
ベルギーの国立科学研究基金が開発した気球。どういう用途で使われたのかは解説がなかったので不明。 | |
有名なドイツの飛行船・ツェッペリンのL-30の一部。最初のスーパーツェッペリン級の飛行船で1916年に初飛行、第一次大戦で活躍し早くも1917年には退役したが戦後、賠償としてベルギーに引き渡されたものが残っているらしい。 | |
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