14ベルギー王立軍事歴史博物館
(その8)

2014年08月03日(日)
ここから2階の回廊に展示されている機体。まずはイギリス、フェアリー・アビエーションのベルギーの子会社で1937年に製造されたTipsy B 練習機。1957年まで現役だったらしい。
アメリカ、パイパー・エアクラフト社製PA-18スーパーカブ。ベルギーでは観測、連絡機として1953年から1970年まで使用された。
イタリア、アグスタ社製多目的ヘリコプターA109BA。これは多分ベルギーのSABCA社がライセンス生産したタイプでベルギー陸軍向け。
かつての西ドイツ、ドルニエ社製STOL多用途輸送機Do27A4。ベルギーでは1960年から配備が開始された。
イギリス、ブリテン・ノーマン社製BN-LAアイランダー。これも多用途汎用機で、ベルギーでは12機のアイランダーが1976年から先ほどのDo27を置き換えて配備された。
フランス、シュド・アビアシオン社製 SE.3130アルエット2軽ヘリコプター。ベルギーでは95機が配備され、1992年まで運用された。
アメリカ、フェアチャイルド社製フェアチャイルド25 VC-61Kフォワーダー軽輸送機。もしかしたらUC-61かも。
イギリス、パーシバル・エアクラフト社製プロクターMk4。ベルギーでは1947年から1954年まで使用されていた。翼の折りたたみ方が独特。
ドイツ、ビュッカー航空機製造社製 Bu181ベストマン練習機。第二次大戦時にドイツで広く使用された練習機で、実は現存機が少ない貴重な機体。
これも戦中に活躍したドイツ、フィーゼラー社製Fi156C-3 シュトルヒ多目的機。戦後も他国でライセンスされた優秀な機体。C-3は連絡、観測等多目的に使用できるユニヴァーサルコクピットを装備している。この張り出したコクピットのことか?
フランス、SNCAN社製Nord 1002パングァン2連絡機。元々はドイツのメッサーシュミット社のBf108を占領下のフランスのSNCAN社に生産を移管したもの。パングァン2はエンジンをルノー6Q10換装して4座にしたタイプ。終戦後もSNCAN社で生産が続けられ、1963年までフランス軍で使用された。が、この機体にはドイツの識別マークが描かれている。
フランス、モラーヌ・ソルニエ社製MS892 ラリーコモドール150軽飛行機。MS890から150馬力にパワーアップしたタイプ。
イギリス、パーシバルエアクラフト社製ガル4。戦前にレーサー機として活躍した機体で、初期の長いキャノピーや戦前の塗装が再現されている貴重な機体。
(その7)(その9)
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