18ミュージアム・オブ・フライト レストレーションセンター (その4) |
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2018年04月08日(日) |
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グッドイヤー・F2G-1・スーパーコルセア。スーパーの名の通りF4Uコルセアの発展型として開発されたが、太平洋戦争の終結によって試作と数機の量産機の生産のみで終わった珍しい機体。実戦での活躍はなかったが、戦後にトンプソン・トロフィーで華々しい記録を打ち立てた。 | |
本館にも展示されていたバウワーズ・フライベイビーのプロトタイプ。このバウワーズさんは戦時中は陸軍航空隊の諜報官を務め、その後ボーイング社で36年間働いていた。 | |
セスナ・O-2・スカイマスター。1966年にアメリカ空軍が導入した観測機、COIN機。民間用のセスナ337の軍用バージョン。機体の前後にプロペラがある珍しいプッシュプル方式のエンジンを採用している。 | |
Letov・Lunak・LF-107。チェコのLetovさんが戦後の1949年に設計したグライダー。競技会等で注目を集めた機体だったが、冷戦の到来で生産工場はMiG-15のラインに取って変わられてしまい75台の生産に留まってしまった。現存するのはそのうちの9台のみで、これは貴重な1機。主にジェット機パイロットの初等訓練に用いられた。 | |
テイラークラフト・モデルA。テイラー社は第二次大戦中にL-2グラスホッパーを製造していて、軽飛行機の製造には定評があったが、戦争終結等で何度か倒産を繰り返している。 | |
Bowlus・BA-100・ベビーアルバトロス。1930年代に設計されたグライダー。当時としては手ごろな価格で簡単に購入することができたらしいが、実際には50〜60機程しか製造されなかったらしい。 | |
ロッキード・ジェットスター・CL-329のプロトタイプ。アメリカ空軍からの要求で、デザイン開始からわずか241日で初飛行を行ったものの、結局空軍は予算不足によりこの機体の購入を取りやめ(後にC-140として購入したが)、民間向けに設計変更して製造した機体。このプロトタイプ機はブリストル・オルフェウス・モデル810Dターボジェットエンジンを搭載していたが、ライセンス生産の交渉に失敗して量産型ではエンジンを換装する羽目になった。 | |
これがそのブリストル・オルフェウス・モデル810Dターボジェットエンジン(だと思う)。エンジンまで綺麗にレストアしているので、フライブル機にする予定なのかな?しかし現在でも現役で稼動している機体も残っている。 | |
パイアセッキ・H-21B(CH-21B)・ワークホース。空飛ぶバナナという異名を持つ特徴的な外観は、2つの大型ロータを収容するための工夫だ。氷点下での行動にも良好な性能を示した為、極地での活躍でも有名。B型はエンジンを1425馬力に変更し、20名分の兵員用の座席、自動操縦装置、装甲の強化、外部燃料タンクの増設等を行った。 | |
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