18ミュージアム・オブ・フライト
(その10)
[アヴィエーションパビリオン]

2018年04月07日(土)
超音速旅客機・コンコルド。現役時代は乗ることが出来なかったが、引退してから各地の博物館で結構見ている。この機体はBAで使用されていた"アルファ・ゴルフ"で1980年に納入された。2003年にニューヨーク経由でシアトルまで最後の超音速飛行を行った。
機内はとても狭い。シートはエコノミークラス並みの大きさだが、料金はファーストクラスよりも高かった。それでも日常的に民間人が超音速を体験できる機会があったのはうらやましい。
超音速機と言っても原型初飛行は1969年なので、コクピットはかなりアナログだ。
ボーイング・247D。1933年に初飛行した近代的な飛行機の1つ。当時としては最新技術の全金属製、自動操縦装置、引き込み脚等を採用した。生産数の殆どをユナイテッド航空に納入したが、これに対抗する為にTWAがダグラスに要請して後のDC-1, 2, 3の開発に繋がることになった。
ダグラス・DC-2。先ほどのボーイング247の対抗機種としてダグラスとTWAとタッグを組み、既存のDC-1から胴体をストレッチして1933年に開発された。リリース後は大人気で特にアメリカ陸軍航空隊にも多く納入されたが、後継の名機・DC-3が発売されると急速に淘汰されていった。この機体は元パンナムのもの。
アントノフ・An-2・コルト。1947年に開発されてから45年間に渡って生産されたことでギネスの記録に載っている。旧ソ連機らしく多用途、不整地での短距離離発着能力等とにかく頑丈な機体で今でも現役で飛んでいる機体もある。製造年が遅いこともあるが、単発複葉機としては最大でウクライナ、中国、ポーランドでも生産された。
トランスカナダ航空の名前が入る手押し式の昔のタラップ。
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