[8月22日(月)]
アムステルダム

CI066
AMS 14:25 → BKK 06:50
[アムステルダム→バンコク]

朝食会場
翌朝は一階にあるビュッフェで朝食。日本人の姿がちらほら見える。
朝食の質は他のホテルと変わらないものの、若干種類が多め。チーズやハムが1〜2種類多かったり、ホットミールもマッシュルームのソテーがあったり。
接客の係りは皆フレンドリー。アジア系の人が多かった。
チェックアウトは特にミニバーの利用等がなかったのでノンストップチェックアウトを利用。これは便利、日本のホテルでも是非実施して欲しい。
エントランスから大型1BOXが空港までシャトル輸送しているらしくて待機しているが、運転手や出発時刻の案内がさっぱり見当たらないのであきらめてまたあの長い動く歩道を延々と歩く決心をする。

ホテルのエレベータホール

空港の様子
中華航空のカウンターはすぐに見つかった。ここはKLMが手続きの代行を行っている。預け入れの荷物は2人で55Kg…今回はオーバーしなかったとホットしたのもつかの間、1人30Kgまでだから、スーツケース一つで55Kgはだめだと言い出す。なんて融通のきかん。せめて45Kgに減らしてくれというので、しょうがなく新たにかばんを買い込み詰め替える。空港のロビーの床にスーツケースを広げて荷物を移し変えるのはなんとも情けない。
なんとか詰め替えて45Kgに減らしてカウンターに持って行くと、今度は中華航空の正規の職員らしき男がおり重さを見ると、30Kgにしろと言い出す。さっき45Kgにしろと言うから減らしたのになんでだ!と言っても規則だからの一点張り。KLMの職員も男に事情を話すが全然とりあわない。しかもKLMの職員は申し訳なさそうにあやまるのだが、その男からは謝罪の言葉すらない。腹はたつがらちがあかないので、再び詰め替えることにする。
KLMの機体が目立つ

ラウンジの様子
これでやっとチェックイン完了。今度は中華航空の温厚そうな中年の女性が申し訳なさそうに謝ってくれた。新婚旅行でおみやげが多くなってしまったと言うと、あらそうなの、おめでとうと言ってくれる。人によって随分対応が違うものだとつくづく思う。
出国審査は一人づつでないといけないと思っていたが、ここでも夫婦や子連れは一緒に審査をうけているので、それに習う。
ガイドにスキポール空港はヨーロッパでも最大級の免税店があると書いてあったが、それほどたいして多くもなかった。お酒やチョコレート等、最後のお土産を買い求める。
KLMオランダ航空・アムステルダム・スキポール空港・クラウンラウンジの
詳しいレポートはこちらを参照してください
機内に入るとCAから、その荷物は大きくてアサインされているアッパーデッキの荷物棚には入らないので、下の荷物棚に入れたらどうでしょう?と言われるので、そうさせてもらう。ついでに、二階は団体さんがいるのか、下の方が空いてるから空いてる席のどこにでも座っても良いですよ、というのでちょうど席の変更をしてもらおうと思っていて忘れていたので、言われるままに下の席に座ることにする。
機内はいつも通り乾燥しているものの、往路に比べ全然寒くない。せっかく革ジャンまで持ち込んだのに…というより、往路の機内の寒さはなんだったんだろう?
離陸直前に滑走路端におかれている不思議な廃機材を見た。どうやらホテルの窓から見たものと同じらしいが、近づいてみると先頭の形状は741に見えるものの、胴体はちょん切られているのかSPよりも短そうで、さらに主翼も切られエンジンも片側にぼろぼろのが一基ずつしかついていない。色は白があきらかに風雨で茶色く薄汚れたような感じで、客室窓は無かったように見える。帰国してから某掲示板で尋ねてみると、防火訓練用のモックアップだろうとのこと。
離陸して外を見ると、オランダの田園風景が見える。さよなら、オランダ…とかいいつつ、早速機内食のメニューに目が行く。
食事も終わり、リラックスタイムに入る。機内はサンシェードを下ろして暗くしてあるものの、まだ現地時間では18時頃。全然眠くならない。トイレに行くと、男性のアテンダントがドアの前で食事を立ち食いしている…CAっていつご飯食べてるんだろうと思ってたけど、やっぱりみんなが寝静まった頃にこっそり食べているのね。食事してるとこを見られてちょっと恥ずかしそうだったけど^^;それなら最初からギャレーの中で食べてたら良いのに。
前菜

メインディッシュ
さらに、みんなが寝静まるとヒマになるのか、トイレに行って目線が合う度に水はいらないか、なんか食べるか、と聞かれる。その度に水分補給するもんだから、いくら出してもすぐトイレに行きたくなった^^;
私達の席を担当してくれた若いCAは新米なのか、その男性アテンダントと一緒に注文を伺いにきたり、水や食事を持ってきてくれることが多く、なにかアクションがある度に後ろからアドバイスをしているようだ。
夜中にフト目が覚めて外を見てみると、眼下に都市の夜景が広がっていて思わずその美しさに絶句。フライトマップを見てみるとちょうどカスピ海の上空だった。(後日調べたところ、多分アゼルバイジャンのバクーと思われる)
その後寝ていて気が付くと、いつの間にか隣で奥さんがラーメンをすすっている…美味しそうだったので、もう一つ頼んでみることに。日本のラーメンとは違い、スパイシーでスープ自体にあまり味はない。ちなみに名前は「カリフォルニアヌードル」…

カリフォルニアヌードル

夜明け
時差の関係で殆ど眠れないうちに到着の2〜3時間前から朝食が始まった。中華航空ご自慢の中華粥とコンチネンタルを注文。機内でお粥が食べられるのはありがたい。具沢山のお粥はなかなか美味。昨日から食べ続けの胃にはちょうど良い分量と味付けだった。
[バンコク→台北]

CI066
BKK 08:25 → TPE 13:05
到着して機外に出るとさすがバンコク、ヨーロッパと違いムッとした湿気の強い暑さがたちこめてくる。
乗り換え票をもらい、ターミナルまで延々と長〜い通路を歩かされ、ようやくラウンジに到着。往路と違いすんなりラウンジに入れた。

バンコク空港の様子

中華航空のラウンジ
気分が悪いという奥さんを置き去りにして(ひどいやつだ…)早速ターミナルの探検に♪免税品店が並ぶもののどれもタイバーツの表記なので、値段を見てもイマイチピンとこない。そのうちアムステルダムでは見つからなかったロクシタンの店を発見、欲しかったシャワージェルとフレグランスがあったので、思わず「何ユーロ?」と聞いてしまった…バーツをユーロに換算してもらって、それを頭の中で円に直すという間抜けなことをしてしまった。
日本で買うより安かったのでカードで買おうとすると、搭乗券の他にパスポートも出せと言われる。パスポートは寝ている奥さんに預かってもらっているので今無いというと、日本円でもUSドルでも良いと言う。でもおつりなんて持ってるのかな?どちらも持ち合わせがなかったのでちょっと待ってねと言って再びラウンジにパスポートを取りに行き再びパスポートを持って戻り無事に買うことができた。
中は空いている

広々とした新しいターミナル
次に本屋がないかと物色したのだが、あってもタイの本というのがない。どれも英語で書かれており、値段も結構高い。おまけに鉄道関係の雑誌は一冊も置いてないので、あきらめてラウンジに戻ることに。
戻ると、今度は奥さんが気持ち悪いと言ってトイレに行ってしまった。搭乗開始時間になっても戻ってこないのでちょっと心配したが、10分くらいで帰ってきた。どうやらそのまま免税品店を物色していたようで、探していた化粧品があったから買いに行きたいと言う。
出発まではまだ時間があるので、買物をしにラウンジを出ることに。搭乗口とは反対方向に行こうとする我々に、親切にも係りの人がそっちじゃないよって教えてくれる。買物に行ってから搭乗するから大丈夫と言ってラウンジを後にする。無事に奥さんの欲しいものも安く買えたようなので、搭乗口に向かう。が、これまた遠い!どうも新しいターミナルのようで、きれいなものの内部はがらんとしている。
何故か日本庭園が…
アムステルダムの時からと同様、若干人は増えたものの空いている一階の同じ席に変えてもらった。
時差の関係でアムステルダム発の時は全然寝られなかったので、ここで急激に眠気が襲ってきた。食事のメニューを配られたものの、選んでる間に寝てしまったらしく、目が覚めた時には台北到着時でした。
[台北→成田]
CI106
TPE 16:30 → NRT 20:40
到着後、殆どの人は入国ゲートに向かうが、我々は乗り換え方面に進む。以前から見ているだけで是非乗って見たかった、第一ターミナルと第二ターミナルを結ぶスカイトレインに乗車。
スカイトレイン

スカイトレインの車内
びっくりしたのはそのスピード。成田と比べると、その3倍くらいのスピードで走り(だから赤いのか?)、ゆれも少なく音も静かなのでとても快適。1分くらいで第二ターミナルに到着した。
下車後エスカレータを上りしばらく歩くと、乗り換えカウンターが見えてくる。
どうやらビジネス、ファーストクラス専用のカウンターはないようなので、列に並ぶことに。既に1時間で接続の成田行き018便用チケットがカウンター後方に並べられているが、我々は3時間後の106便。しかしどうも018便で発券されていたらしく(当初の発券が018便だったが出発前に訂正してもらっていた)係りの人は後方に並べられたチケットを渡そうとしたものの、間違っていたらしくそのチケットを破り捨て、新たに再発行していた。
第二ターミナル

中もきれい
そんな訳で少しもたついたものの、無事に搭乗券とラウンジ券を発行してもらえた。
その後所持品検査に向かったところ、長蛇の列が!しかたなく並ぶものの、列は意外に早く解消され、10分程で通れた。
イスラム系の女性が、何度通っても金属探知機が鳴ってしまい、結局男性の係官はあきらめて通してしまっていた。(女性の係官がいなかった)そんなことで良いのか?その時にその女性に手を上げて通るように指示したので、後から続く人たちが皆手を上げて通ろうとしていたので思わず笑ってしまう。その男性係官も身振りで手を下げて良いと必死になって言っていた。
ターミナル内のオブジェ

がらんとしたターミナル
さて前回(2001年)エバー航空で利用して以来、久々の第二ターミナル。完成から5年近く経つが、未だに綺麗なまま。ただし、未だにがらんとしたまんまでもあるが…
中華航空のラウンジは、さすがにできたてでとても広くて綺麗。カウンターでラウンジのチケットを渡し、すぐその横で手荷物を預かってもらう。ちゃんと係員が一人立っているので、安心して預けられる。ラウンジ自体は下の階がメインのようで、そこを荷物を持っておりずに済むのは助かった。
ラウンジの階段

ゆとりのあるラウンジ
作りは第一ターミナルとほぼ一緒で、殆ど同じような印象をうける。HPには数字上の広さは第一ターミナルの方が2倍以上広いことになっているが、とてもそのような感じない。むしろ同等の広さかさらに小さいような印象だったが、勘違いだろうか?
ビジネス用のラウンジは入ってすぐに左右にソファが広がっている。奥に進むとPCが使えるビジネスエリア、その先にさらにソファ席がありその奥にはダイニングエリアがある。
ビジネスエリアは中国語のOSしかなかった。(2,3台しかいじってないから、もしかしたら英語や日本語もあったかもしれない。)

ラウンジ内はいくつかのエリアに別れている

ダイニングエリア
ダイニングエリアも第一ターミナルと同様の設備で、ヌードルバーもメニューの内容が一緒。すでに満腹だったのでオレンジジュースだけを飲み久しぶりに日本の新聞を読む。
しばらくしてまたまた免税品店をひやかしに行く。ラウンジを出て第二ターミナルの中に進むが、さすがにお金もかばんのスペースも物欲も無くなってきたので、一通り見ただけで帰ることに。
その矢先に電話が。車を預けてある駐車場屋からの電話で、なんと帰国予定日が昨日になっているけど、どうなっているのか?との問い合わせ。どうやら申し込み時に間違えたらしく、さらに引き渡す時にも良く確認していなかったみたいだ。引渡し証を見てみると、確かに帰国予定日が昨日の日付になっている…
丁寧にお詫びをし、今日これから帰るから迎えにきてくださいとお願いして電話を切った。

シャワー

シャワーエリア内の洗面台
ラウンジに戻ってからシャワーを浴びようと思い、フロントでシャワーセットを借りる。内容はバスタオルにハンドタオル、歯磨きに髭剃りと綿棒と第一ターミナルと一緒。第一ターミナルの時は、確かフロントにそれらのセット返したと思ったが、全部置きっぱなしにしてくださいと言われる。
ダイニングエリアのさらに奥にトイレコーナーとシャワーコーナーがあり、シャワーの担当か、清掃のおばちゃんか区別のつかない人にここを使ってくれといわれ、シャワー室に入る。ここの作りもほぼ第一ターミナルと同じだったものの、シャワーはノズルからだけでなく多方向から浴びることができるタイプになっていた。第一ターミナルよりも水圧が高く、温度調整もしっかりできて快適だった。
シャワーのトイレ

シャワールーム
すっきりしたところでラウンジに戻り、一杯ひっかけて(といってもオレンジジュース^^;)るうちに、搭乗時刻になった。
搭乗口に行くと、理由は判らないが既に予定より10分程過ぎているのにまだ搭乗が始まっていない。2〜3分待ってから搭乗開始。ビジネス、ファーストクラスの客が専用口に列を作ってしまったので、まだ搭乗が開始されていなかったエコノミーの方からも通していた。
中華航空・台北空港・ダイナステイ第二ラウンジの
詳しいレポートはこちらを参照してください
今回はほぼ満席らしく、アサイン通りの二階に行くことになった。階段を上る前に、一階でかばんを預かってもらう。
隣に座る夫婦はビジネスクラスが初めてなのか、海外旅行が初めてなのかやたら写真を撮っている。普段自分がしてることを見ているようでなんとなくイヤだった…
珍しく二人とも久々の和食を注文。ただし、洋食のマンゴプリンだけ食べたいから、余ったらくださいとお願いしてみる。すると今日は和食の注文が殺到してどちらか一人にしてもらえないか、とお願いされたのでもう一つは洋食になる。これで正規のルートからマンゴプリンを手にいれることになった訳だ^^;
久々の和食、特にご飯とお味噌汁は美味しかった。いくら海外旅行が好きでも、日本人である証拠。そして、ついに約三週間ぶりに日本に帰ってきた。
入国手続きは既に混んでいて、15分くらい並ぶことになった。
入国審査は問題なく通過できたものの、今度は関税の出口で荷物検査をしている。テロ対策の一環らしく、いつものようなスルーパスではなくかなり厳しくチェックしている様子。せっかく詰め込んだこのスーツケースをここでまた開けて閉めるの…と帰国早々に気が重くなったが、何故かどこから来たのか尋ねられただけで直ぐに通過できた。そんなに害の無さそうな顔をしていたのかな…
成田の通関
通関後、すぐに車屋さんに電話をかける。もう待っているそうだけど、出迎えの車がごった返していてなかなか自分の車が見つからない。ようやく見つけ、予約が間違っていたことを謝罪する。どうやら昨日は到着便も遅れたらしく、夜の11時まで待っていたそうだ。本当にすいません…
やたら重いスーツケースを積み込むのを手伝ってもらい、空港を後にしてこの旅行は終わったのでした。
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