しんぺい
(その3)

しんぺい2号(1254D)
2008年05月22日(木)
吉松 11:40 → 人吉 12:53 (指定席)
矢岳駅を出発し大畑駅へ向かう。ここは日本で唯一スイッチバックとループ線を併せ持つ区間だ。
列車に乗っているだけではループ線を回っているという感覚がないが、所々眼下に大畑駅が見えるのでそれと分かる。
ループ線を通りきると、スイッチバックを使って大畑駅に到着する。
ここでも観光のために長めの停車時間が取られている。乗客は思い思いに写真を撮ったりしている。
大畑駅のホーム。ホームにはかつてSL時代に機関士達が使っていた洗顔用の湧水盆がある。
ここの木造駅舎も開業当初のもので、いざぶろう・しんぺい号の運転に合わせて改造した部分をわざわざ元の状態に戻して往時の雰囲気に近づけたらしい。
駅構内には、かつてSL時代に使われていた給水塔が残っている。
中に入ってみると不思議な感じがする。
スイッチバックを後に列車は大畑駅を出発。次はいよいよ終点の人吉駅だ。
球磨川を渡ると、そこはもう人吉だ。沿線では大きい街だ。
大畑駅に到着した「しんぺい」号。折り返し、「いさぶろう」号として出発する。
人吉駅は第三セクター化されたくま川鉄道の出発駅でもある。駅構内にはくま川鉄道の車両も見えた。
以前は閑散とした一ローカル線にすぎなかった肥薩線が、JR九州が力をいれて観光列車「いさぶろう・しんぺい」号を運行したりして活性化に成功した。
駅ホームには懐かしい弁当売りがいた。乗っても降りても楽しむことができた観光列車だった。
前へ次へ
鉄道のトップに戻る
トップに戻る