佐久間レールパーク
(その3)
http://recommend.jr-central.co.jp/rail-park/

2007年6月30日(土)
最後は機関車、客車、その他の車両の紹介です。
まずは飯田線を代表する電気機関車、ED62。ED61からの改造で全機飯田線に配置されていた。
これは以前に撮った現役時の写真。保存車はライトが新製当時の一つ目に戻されていますが、現役時には二つ目のシールドビーム化されているのが分かります。
元々大正時代にアメリカからサンプルとして輸入された電気機関車の1台ED11形。飯田線を走ることはなかったが、貴重な車両なのでここで保存されているようだ。
変わった保存車両としてこの操縦車ソ80がある。事故復旧時に使用される長いクレーンを持つ。そのクレーンを支えるために活躍した控車チキ6132も一緒に展示されている。
ここからは客車編。直接飯田線とは関わりのない車両ばかりだが、今となっては貴重な車両が数多く集まっている。
まずは建築限界測定車オヤ31。別名「おいらん車」。
マイネ40一等寝台車。最初のプルマン式寝台車で、後のA寝台の基礎となった。この車両の特徴は、国鉄(JNR)になる以前の表記、JGRと側面に書かれていること。
オハ35形三等車。戦前の代表的な車両で戦後も長い間使用されていたが、ご丁寧にも保存車両には三等車を現す「III」の文字が書かれている。
スニ30形荷物車。ただし末期は事故復旧用のスエ30形に改造されているので、内部は事業用車のままになっているそうだ。だが外から見る分には原型の姿を良くとどめている。
オロネ10形二等寝台車。私の好きな10系シリーズの1両で、このシリーズから軽量化が始まり現在の車両全ての原点ともいえる。こちらも末期は工事車としてオヤ10形に改造されてしまい内部は工事車のままとなっているが、やはり外部は当時の面影を強く残している。
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