姫路モノレール[その1]
(その1)

2008年01月20日(日)
AB初となる廃線跡探索。最初の探索は子供の頃から気になっていた姫路モノレールの跡だ。まずは新幹線から見えるモノレールの廃線跡。
一番姫路駅に近い所で残っている遺構がここだ。商店の中からモノレールの支柱が建てられているがレールは残っていない。レールが現れるのは山陽電鉄との交差部分からだ。
これらは姫路モノレールとは関係ないが、阪神淡路大震災の時に崩壊した旧山陽電鉄の跡。あれから10年以上経っているのに、まだ旧線が残っているとは思わなかった。廃止になった姫路モノレールの遺構がびくともしなかったことを考えると皮肉なものだ。
山陽電鉄を越えたところからはレールがしっかりと残っている。こちらも商店の中から支柱が建てられている部分がある。
そのレールはそのまま、この廃線跡最大の遺構である大将軍駅まで繋がっている。ここだけ見ていると、今でも現役の路線のように見える。
かつてモノレール駅の階下はビジネスホテルだったが、現在は廃業しているようだ。噂ではこのホテルからホームに抜けられたそうだが…
モノレール駅より上は、今でも公団住宅として機能している。マンションの入り口にある周辺地図には、「国鉄姫路駅」の文字とモノレールの路線図が未だに描かれている。
大将軍駅の先ほどとは反対側。国道を跨ぐ線路は既に撤去されている。アップで線路を見ると、ロッキード式の特徴である鉄製のレールがあるのが分かる。
裏側にはホームへと続く階段がある。可能ならばホームの中も見学してみたいのだが…
国道を越えた所からみた大将軍駅。ちょうど国道の部分だけレールがないのが分かる。
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