16九州鉄道記念館
(その5)

2016年03月20日(日)
1967年製、クハネ581…を普通列車用に1984年に改造したクハ715のトップナンバー。塗装や表示は登場時のクハネ581に戻して展示している。
   
 車端部にある元洗面所は、普通列車化改造の時に蓋を閉じられてしまった。復活にあたり、ここも元通りに復元してくれれば良かったのに…
 車内は当時の様子が良く残されている。
本来は 座席使用時に勝手にベッドにされないようにロックが掛かっているのだが、1ボックスだけ寝台状態で展示されている。  
普段は背もたれの裏側に隠れている寝台用の照明も、普通列車化改造時には特に取り外したりはしなかったようだ。
デッキ付近は普通列車化改造時に混雑緩和の為にロングシート化されている。この部分の窓は開けられるように改造されている。
二段目、三段目の寝台もロックされたまま残されている。恐らく中身も昔のままなんだろうから、ここも取り外して昔の寝台の様子を再現して欲しかった。 
 座席周りも殆ど原型を保っている。登場時は標準的な装備だった栓抜きや肘掛用の窪みも健在だ。
 クラーや照明もほぼそのまま。当時を再現した壁の広告も興味深い。
 元々あったデッキ部分の仕切りは取り払われてしまった。
   
   奥の運転台に繋がる細い通路。左側は機器室だ。
そこから少しだけ運転台を覗き見ることができた。
(その4)(その6)
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