メークローン線
(その6)

2014年01月03日(金)
折り返しの列車の発車時間になった。駅からサイレンが聞こえ、職員の笛の音が鳴ると、一斉に日よけの屋根が折りたたまれる。この市場の一番の醍醐味だ。
きれいに列車が通過できる隙間ができて、いよいよ列車が最徐行でやってくる。
人も物も本当にギリギリ。横だけでなく、列車の下側も車両の床下機器に当たらないものはそのまま置かれっぱなしだ。
轟音を立ててディーゼルカーが目の前を通過、日本では味わえない大迫力だ。
列車が通過するとすぐさま屋根が元通りに戻される。
列車が出発すると駅構内はがらんと静かになる。観光客も足早にどこかに消えていく。
(その5)(その7)
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