18エンパイアビルダー
(その1)

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シアトル 2018年04月09日(月) 16:40 →
シカゴ 2018年04月11日(水) 15:35
スーパーライナールーメット
子供の頃からの憧れだったアメリカ大陸横断鉄道の旅がいよいよ始まる。シアトル・キングストリート駅では飛行場のような表示にエンパイアビルダーの名前が見える。
発車時間15分くらい前にならないとホームに入れてくれない。なのでのんびりと車両を撮っている暇は無かった。ここでは飛行機と同様、上級クラスとなる個室寝台を利用する客が優先的に車内に入れるようになっている。
ホームに出ると巨大な壁のような全二階建てのスーパーライナー車両が鎮座している。
出発時間ぎりぎりまでホームで写真を撮っていると、駅の職員からさっさと乗れと怒られた…まだ出発まで2〜3分あるのに。
今回利用したのはスーパーライナールーメットという2人用個室。左右に個室が並ぶので、通路はこんな感じ。
個室は進行方向前後に2席。夜はこれを倒して一段目のベッドになる。
肘掛兼2段目の寝台へ上る為の階段。なので横幅が広めだ。1両につき1名のアテンダントがいるのだが、今日は新人さんとベテランらしい女性アテンダント2名体制だ。肘掛には彼女達からのメッセージとチョコレートが置かれていた。
窓側には折りたたみ式のテーブルとミネラルウォーターが用意されている。
テーブルの裏側には様々な注意事項が書かれている。
座席の頭の横には読書灯が設置されている。ボタンは機械的なスイッチではなく触れるだけのスマホの用な静電式。実は左右の座席で少しだけ構造が違い、こちらはコンセントと車内放送のボリュームがある方。
反対側は室内の照明調整のスイッチになっている。
で、これが室内の照明とスピーカー。天井に設置されている。
2人で利用する時の上段寝台。昼間は上に跳ね上げられている。
入り口にある薄いクローゼット。せいぜいコート1〜2枚入れたら一杯になる。
ゴミ箱もある。こうやってみると狭い空間を有効に使おうと工夫が凝らされている。
クローゼットとは別にハンガーフックもある。
車両中央の1階から上ってくる階段を挟んで反対側は、ルーメットよりも広いベッドルームという部屋が並ぶ。こちらは廊下が窓側にある。
お客さんが乗り込んでくる前に空いている部屋を探検。似たような部屋だがこちらはベッドの向きが枕木方向になっていて、昼間はソファになっている。
  部屋を入ってすぐの入り口に洗面台がある。もうちょっと工夫はできなかったのかな…
そうこうしている内に出発。しばらく川沿いを走る。
客室乗務員が夕食の時間を聞きに来てくれる。一番早い時間のこの時間を予約。時間が書かれたチケットを渡してくれる。
出発して1時間くらいで早速夕食の時間。食堂車は4人がけのテーブルが並んで広い。久しぶりの食堂車で食べる食事、楽しみだ。
立派なメニューが用意されている。寝台の利用客は全て食事は無料だ。
特に決まりがある訳ではないのだが、皆サラダ・メイン・デザート・飲み物という組み合わせで頼んでいたのでそれにならった。まずは前菜のガーデンサラダのバルサミコドレッシング。
食事がサーブされるタイミングは決して良いものではないが、到着まで膨大な時間があるので誰も文句は言わない。車窓の風景も見ていて飽きないし、同席したアメリカ人とおしゃべりをするのも楽しい。
メインは一番値段が高いランド&シー。値段があるのは、座席車両の人が食事をする時は有料だからだ。まぁそれにしてもアメリカンな食事だ…
デザートはアムトラック・シグネチャ・デザート。アメリカ人が太るのも頷ける…
食事をしている間に太陽がどんどん沈んでいく。周囲はすっかり山間部になっていた。
食事から戻り客室乗務員にベッドメイクを頼む。実は通路を挟んで隣の客室が彼女達の部屋なので、なにかと安心できた。
車両中央の階段付近にはいつでも飲めるコーヒーが用意されている。朝になるとオレンジジュースも置かれる。さすが女性乗務員のいる車両らしく、他の車両よりもきれいで楽しい飾りつけや飴が用意されていて、その心遣いが嬉しかった。
自分の部屋は2階にあり、各車両間を移動する時は2階の通路を通ることになる。階段を下りて1階に行ってみると、乗客の大きな荷物が置かれている。勿論荷物室に預けることもできる。
各車両の1階にはシャワールームがある。タオルも用意されているが、置き方が乱雑だ。
脱衣所は他の国の鉄道よりも大きい。赤い袋は使用済みのタオルを入れる袋。
椅子も設置されている。
石鹸も大量に用意されていて、常に新しいものが使えるのだが、日本人的にはもったいなく感じてしまう。
ゴミ箱もある。
シャワールームも広め。日本の鉄道と違い、シャワーは時間制限無しで使い放題だ。
水量や温度調節はアメリカに良くある一体型のレバー。
シャワールームの棚には、前の客が使った石鹸がそのまま放置されている。
シャワールーム内にも椅子がある。
二階建て車両と言っても客室のは二階が中心で一階はパブリックスペースが多い。ここにはシャワー室1室、トイレ2室があり、突き当たりはバリアフリー客室になっている。
トイレの中はこんな感じ。きれいに保たれているのは客のマナーが良いのかアテンダントの気配りが良いのか。
一階奥にあるバリアフリーの部屋。構造はベッドルームに似ているが個室内にトイレやシャワーは無い。ただこの部屋、車両一階の端にあるので、左右両方に窓があるのが利点。
(その2)
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