14ベルギー王立軍事歴史博物館
(その2)

2014年08月03日(日)
早速航空館から見学。まずはフランス・ダッソー社のミラージュ5。ミラージュ3Eをベースにした戦闘爆撃機。ベルギー空軍は1970年から1993年まで106機のミラージュ5を運用していて、従来のサンダーストリーク、サンダーフラッシュを置き換えた。1991年の湾岸戦争時には第8飛行隊のミラージュ18機がトルコを拠点に活躍した。
その置き換えられたアメリカ・リパブリック社のF-84Fサンダーストリーク。サンダーストリークはF-84の中で後退翼を持つ方。ベルギーでは1954年から配備が開始され、1972年まで197機が運用された。離陸時のパワー不足に悩まされたらしいが、地上攻撃には高い評価を得られていた。
こちらも同じF-84でも偵察機型のRF-84Fサンダーフラッシュ。先ほどのミラージュ5に置き換えられる1972年までに34機が運用された。
カナダ、アブロ・カナダ社のCF-100カナック全天候型戦闘機。カナダ以外ではベルギーでしか使用されていない珍しい機体。1957年から1963年まで53機が運用された。
イギリス、ホーカー社のハンター戦闘機。私は良くしらないのだが、戦後の西ヨーロッパ軍備再編の為にアメリカからクリー基金というのがあったらしく、その金を使って4型と6型がベルギーで192機がライセンス生産された。1956年から1964年までベルギーで迎撃機として活躍した。しかしこの塗装はアクロバット飛行用とかだったのだろうか?
さきほどから何回か登場しているF-84の直線翼の方、サンダージェット。ベルギーでは234機が1950年から1957年まで運用された。展示機は戦闘爆撃機型のG型。
イギリス、グロスター・エアクラフト社のミーティアNF11。F8型を複座にした夜間戦闘機型。1952年から1958年まで335機がベルギーで使用された。解説板には何故か1961年にグロースター・エアクラフト社と合併したアームストロング・ホイットワースの名前が入っている。
同じイギリス、グロスター・エアクラフト社のミーティアMk8…と書いてあったが、多分ロールスロイス・ダーウェントMk8エンジンを積んだF8型。F8はF4を改造してエンジンを換装、与圧コクピット、射出座席を装備したタイプ。
ここにもいるイギリス、スーパーマリン社製・スピットファイアMk14。グリフォンエンジンを搭載しプロペラを5翅にしたタイプ。第二次大戦時、ベルギーはあっさり負けて殆ど参加していないので、これは戦後の1947年から1954年に配備されたもの。
今まで見てきた通路の裏側にも飛行機や展示物がある。行き止まりなのでまた元の位置に戻らなくてはならないが…
ベルギー製の練習機、STAMPE & RENARD社製のSR-7B。イタリアのアエルマッキ SF-260をコピーしたものらしいのだが、外観はあまり似ていない。1952年にアルフレッド・ルナールによって今までの練習機、SV-4Bを置き換えられる為に製造された。
ベルギー製の練習機、STAMPE & RENARD社製のSV-4D。1933年に初飛行し第二次大戦開戦までにわずか35機だけが製造されたが戦時中は中断し、戦後1947年から1955年まで再び65機が製造されベルギー軍で使用された。ベルギー以外でも1975年に引退するまで長期に渡ってフランス軍でも使用され、他にもアクロバット飛行にも使われるなど優秀な機体だったらしい。
(その1)(その3)
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