18フライング・ヘリテージ・コレクション[本館]
(その5)

2018年04月08日(日)

アブロ・ランカスターB Mk.1。第二次大戦中にイギリスで最も成功した爆撃機で、主に夜間爆撃に使用された。。B Mk.1は最初期のタイプで、ロールスロイス・マーリン20エンジンを搭載、コクピット上部のデザインが変更された。この機体はTW911の機体番号を持ち極東イギリス軍向けに製造されたものの、既にイギリスの極東植民地はあらかた日本軍に占領されてしまったため出番が無く、戦争中は主にテスト用として使用された。1968年までイギリスの博物館に飛行可能な状態で保存されていたが博物館の閉鎖と共に売却され、この先頭部分だけが2001年にこの博物館に収蔵された。

解体されたと言っても機種部分にある計器類は良好な状態で保存されている。

ボーイング・B-17・フライングフォートレスの尾部銃座。

同じくB-17の尾部・丸型銃座。いっそB-17丸ごと1機購入したいいのに…

V-2を設計し、戦後アメリカの宇宙開発をリードしたフォン・ブラウンの遺品の数々。

第二次大戦中に使われた携行対戦車兵器の数々。ドイツのパンツァーファウストもある。
拳銃類。
ペーネミュンデ陸軍兵器実験場の備品類。

第二次大戦中の各国の様子のパネル。

ここからは核兵器のコーナー。まずはB57戦術核爆弾。アメリカが1963から1993年まで運用していた航空機から投下するタイプの核爆弾。爆雷方当色々な派生タイプがあり、空軍、海軍両方で運用された。

広島に投下された原爆、リトルボーイの模型。日本人には説明不要、世界で最初に使用された原爆。ウラン235を用いたガンバレル型。本物はこの大きさで5tあったそうだ。ただし安全面に問題がありフェイルセーフする術が無いため、以降のアメリカの核戦力では用いられなくなった。

長崎に投下された原爆、ファットマンの模型。こちらはプルトニウムを用いた爆縮式で、戦後も製造が続けられた。

戦時中のプロパガンダポスターや様々な資料。
(その4)(その6)
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