コンラッド・東京 シティ・エグゼクティブルーム (その2) http://www.conradtokyo.co.jp/ |
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2006年2月25日(土)〜2月26日(日) |
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その後はフィットネスへ。29階にあるフィットネスのカウンターはスパの受付も兼ねているようだ。 | |
そこでプールを利用したい旨を伝えると、部屋番号と名前の他にHHの会員かまたはプール付きのプランかどうか聞かれた。どうやらエグゼフロアだけだとプールは有料らしい。 | |
利用は初めてだというと係りの人が更衣室まで案内してくれる。プール内で使うサンダルが入った袋を渡してくれ、靴置きからスリッパを出す。このスリッパは部屋にあるものと全く同じ。 | |
更衣室内は木目を多用し淡い照明を使ったおちついた雰囲気。ロッカーは暗証番号で鍵をかえられる仕組みがあるにも関わらず、電気が入らないのかかけることができない。もしかしたら鍵をかけられるのは、会員だけなのかもしれない。 | |
中央にはシンクが4つあるが、ちょうど円を囲むようにして独立している。シンクは水受けが多少違うが、客室にあるのと殆ど同じタイプ。 | |
やはり水が飛び跳ねやすいことには変わりがない。ここには歯ブラシや櫛、髭剃りといった一通りのアメニティや整髪料等が揃えられている。 | |
バスルームを見てみると、大浴場になってるかと思いきや、実は4つに分割してしきられており、それぞれ1人づつ入れるジャグジーになっていた。 | |
外国人は大きい風呂に集団で入るような習慣がないだろうから、ここにも外国人客を意識した造りを感じられる。他にはミストとドライサウナ、日本風の洗い場とシャワースペースが用意されている。 | |
更衣室の前にはフィットネスジムがあり、ちょうどプールを見下ろすかたちになっている。ジム自体はそれほど広くはないが、一通りのマシンが揃い、小さいながらもエアロビやヨガもできるスペースもある。 | |
水着に着替えて早速プールへ。更衣室からはバスローブをを着用し、先ほど渡されたサンダルを履いて移動する。 中はかなり湿度と温度が高く、最初はかなり蒸し暑く感じる。しかしプールの水はほどよく冷たいので、総合すると快適な温度だ。 |
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更衣室やフィットネス自体は29階にあるのだが、プールだけはそこから下に降りるようになっていて、実際には28階部分にあるようだ。 28〜29階にかけて吹き抜けになっていることになり、天井はかなり高くて解放感がある。その天井には狭いながらも天窓がありなかなか素敵だ。 |
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プールサイドにはデッキチェアが並ぶ。デッキチェアと言っても1人づつ寝転がれるようなベッド状態で固定され、1つ1つにタオルがきちんと三角形に折りたたまれて用意されている。 | |
チェアは籐製でまるでアジアンリゾートのよう。他にもカップルや家族で座れそうなかなり特大のチェアも配置されている。 | |
プールの端にはそのチェアばかりが集まったスペースがあり、そこだけは唯一窓側に向かってチェアが並べられているので景色は抜群だ。部屋に置かれているのと同じミネラルウォーターも用意されていて、自由に飲むことができる。 | |
肝心のプールだが、25mで特にレーンを仕切ったりしていない。中は天然石のようなタイルがモザイク状に貼られており、夜は水の中を照らすライトとあいまってなかなか幻想的。プールサイドは間接照明でそれなりに明るいのだが、プールは水中のライト以外に照らすものがないので暗く感じる。しかしそれが逆に外にそびえ立つビル群の明かりをより一層浮き立たせるのに役立っている。 | |
この日は週末で混んでいるかと思ったが、4〜5人が泳いだりプールサイドでごろごろしているだけでゆったりと過ごすことができた。 | |
寝る前にデンタルフロスを頼むが、用意してないとのこと。ついでにはさみを借りたいとお願いすると、セキュリティの関係で利用の用途を聞かせてくださいと言われる。さらにその場で使ってすぐに返さなくてはならないとのこと。 こんなことは初めてだ。飛行機のようなセキュリティチェックがある訳ではないのだから、はさみどころか包丁でも爆弾でも持ち込み放題だと思うのに、こんなことにこだわってどうするのだろう?おまけに手違いで2人もはさみを持ってきた。 |
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朝は結局ラウンジで朝食をとることに。8時過ぎに行ったのだがそれほど混んでいなかった。 カウンターは小さいながらもメニューは一通りそろっている。日本の他のヒルトンと違い、メニューは完全に海外のメニューと同じ。こういうところにもかなり外国人客を意識していると思わせる。ただ味付けは食材の違いか、かなり日本人向けの薄い味付けになっていた。 |
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ジモーラモ似の外国人のシェフが、その場で卵料理を作ってくれる。このシェフは日本語を話せないらしく英語でリクエストを聞いてくる。ターンオーバー、ハードでと注文はなんでもOK。フライドエッグを頼んだがただ単に卵を焼いただけではなく、味付けも良かった。恐らく塩と胡椒だけだとは思うが、かなり良い素材を使っているのだろうか?焼きあがると席まで持ってきてくれる。 机が狭いせいもあるが、スタッフが結構頻繁に歩いており、使用済みのお皿をまめに下げてくれる。その時にドリンクの注文もできるのでラクチン。ただ机が狭いので、新聞を読みながら朝食というのはなかなか難しい。 |
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その後はまたプールへ。今日は雨が降っているので太陽が見えないが、明るくて開放的。最初に渡されたサンダルはなぜか左足用が2つだった。 | |
朝からプールで泳ぐような人は少ないのだろうか。客は2〜3人しかおらず、そのうち1人で貸しきり状態になってしまった。 | |
今回はチェックアウトの日に、幼児を連れた友達夫妻と久しぶりに会う約束をしている。一緒にお昼を食べながらゆっくりつもる話しをしたかったので、部屋に招き入れてルームサービスが可能かスターサービスに聞いてみた。実は予約をする前に同じことを代表電話に聞いてみたのだが、その時は断られている。今まで他のホテルで断られた経験はないので、念の為に到着してからもう一度聞いてみたのだが、あちこちに確認した後でOKを貰った。 この件といい、ドアマンがチェックインは15時ですと言った件といい、お客に真っ先に接触するスタッフがホテルの印象を下げている気がする。そのホテルマンの資質というよりは、ホテル内での意思疎通が上手くいってないイメージだ。ちなみに、各レストランの入場可能年齢は6歳以上からとのこと。 元々チェックインの時に15時までのレイトチェックアウトをお願いしていた。お昼頃に友人達が到着すればチェックアウトまでのんびりできると思ったのだが、その友人達が来る途中で車のバッテリーがあがってしまって到着が14時頃になってしまった。 すぐにルームサービスを頼むが、お昼時で混んでいるせいかできあがるまでに40〜50分かかるとのこと。そうなると実質食べている時間は殆どなくなってしまうので、無理を言って16時までレイトチェックアウトができないか頼んでみると、あちこちに聞いてまわった後にOKしてくれた。ただし16時を過ぎると部屋代の50%を請求することになるので気をつけて欲しいと言われる。 料理はセリーズから適当にオードブルとメインディッシュを選択。肉料理を3品頼んだが、焼き加減を聞くのを忘れたと言って注文後にそれぞれ3回も電話がかかってきた。その割に、レアで頼んだ肉はしっかりと火が通っていたような気がする。さらにハンバーガーを頼んだのだが、注文時にノーマルかチーズ入りを選択できるとのことなのでノーマルを頼んだのだが、結局チーズが運ばれてきた。 料理は部屋の通路ぎりぎり一杯の幅のテーブルに載せて運ばれてきた。2人で料理を運んできたが、一方の女性は事務的な感じで無愛想。チャイムが鳴ってドアを開けると、そのまま人にドアを開かせたまま中に入ってきて、もう1人の男性スタッフの方が「申し訳ありません」と恐縮していた。 中に入るとソファのオットマン部分を引き出し、備え付けのテーブルと合わせて取り囲むようにセッティングしてくれる。幼児用の椅子も、わざわざ他のレストランから探して部屋まで運んできてくれた。 |
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料理はどれも美味しくボリュームもある。肉もしっかり味がついていて柔らかく焼いてある。ゴードンラムゼイにしては、随分日本人向けにうすめの味付けになっている気がするが、カジュアル用だからだろうか?。幼児用のミルクをぬるめに作って欲しいとのリクエストにも応えてくれた。 オードブルはだいたい2000円前後、メインディッシュは3000円前後。最初ルームサービスの値段を見ると高いと感じるが、部屋で落ち着いて食べられることや今回のように幼児がいても気をつかわなくても済むという点を考えれば、かなりリーズナブルだと思う。ちなみにレストランの個室を予約すると、ルームチャージだけで1万円かかるそうだ。 |
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食事を終えてゆっくりしていると、もうすぐ16時。荷物をまとめてラウンジでチェックアウト。今度は日本人のスタッフが対応してくれる。明細を見てみると、ネット代が二重請求されていた。無線と有線で両方接続を試みるとこうなるらしい。ネット代は24時間で1500円。 チェックインの時に宿泊料が400円安かったナゾは、明細を見て分かった。東京都宿泊税2人分だ。プランにはサービス料、諸税込みと書いてあったのに、なぜ明細の時には宿泊税だけ別に明記するのだろう?他には食事代と駐車料が1500円請求されている。 車を玄関に回してもらい、バゲージダウンをお願いする。どうもベルが捕まらないらしく、ラウンジの係りの人が運んでくれた。しかしロビー近辺でたまたま通りすがったような別の係りに荷物を渡して、その人に案内されて再び駐車場へ。昨日車を預けた時に流暢な日本語を話す外人のドアマンだった。途中友人夫婦はトイレに行くというので、子供と一緒に下へ。ドアマンは子供を見て「めちゃかわいいですねぇ」と言って積極的に子供とコミュニケーションを取ろうとして非常にフレンドリー。子供の歩くペースに合わせてゆっくり歩いてくれ、最後に彼のようなホテルマンに接せられたことが今回のいくつかあった多少不快な思いを流してくれた。 既に車は用意されており、荷物をトランクに入れてくれる。そのまま友人夫婦が降りてくるまで少し待たせてもらい、数分友達と話してから別れて車に乗ろうとすると、その間ずっとドアマン達が待っていてくれたことに初めてきがついた。すぐに左右のドアを開いて送り出してくれた。 部屋の造りは上質で設備もあまり不便に感じるところはなく、ハード面に不満は殆どない。スタッフのサービスや対応も、こちらの多少無理な要望にもきちんと応えてくれたり、愛想良く気軽に話しかけてくれるスタッフがいたりして良かったが、いくつか書いたとおり細かいミスがとにかく多かった。 全体的には開業してから半年は経つのだから、そろそろ落ち着いたこなれたサービスをして欲しいと思う。次回は空いている平日にでも行ってみて、どれだけ快適な滞在ができるか試してみたい。 |
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