ウォルドルフ・ヒルトン・ロンドン
デラックスプラスルーム

(その1)
http://www.hilton.com/

2005年8月09日(火)〜8月12日(金)

ユーロスター
ユーロスターでロンドン・ウォータールー駅に降り立ち、そこからロンドン名物のタクシーで約5分のところに、以前はメリディアンだったウォルドルフ・ヒルトン・ロンドンはある。
バス停が目の前にある通りに面したところに、車寄せも無いこじんまりとした入り口がある。ベルが立っていなければ、そこがホテルとは分からないほど。
タクシーが入口の目の前に止まると、人懐っこいベルは笑顔で荷物を中に運んでくれた。
入口と同様、内部も狭い。ロビーは建物にマッチしたエレガントな雰囲気でソファが並ぶが、一段上に上がるとフロントがあり、そこは黄色い間接照明がモダンな雰囲気を醸し出す。同じフロアにありながらこの対比がアンバランスに感じる。
夕方18時頃に到着したのでチェックインはさぞかし混むだろうと予想していたが、殆ど人はおらずにスムーズにチェックインできた。

モダンな雰囲気のフロント

鏡張りのエレベータ
先ほどのベルが鍵を受け取り部屋まで案内してくれる。エレベータもフロント同様、鏡と間接照明でモダンな雰囲気だが、天井も低く3人乗り込むともう一杯だ。
しかもエレベーターで6階を押したはずなのに、何故か5階に止まってしまったようだ。このエレベーター、滞在中ずっと調子が悪く、しかもスピードが遅いのでイライラさせられっぱなしだった。
操作盤が間接照明で浮き立つ

螺旋状に続く階段
さて、しばらく気が付かずに歩いて部屋まで到着してから、階が違うことに気が付く。ベルも我々もなんで5階で止まったわからず、とりあえず近くの階段で上に行く。さすがにベル一人に重い荷物を持たせるのは悪いので、自分も手伝って階段を上る。
ようやく部屋につくとベルは息も絶え絶えで、はーはー言いながら必死に部屋の説明をしてくれる。ちょっとチップをはずんでお礼を言って帰ってもらう。

改築を重ね同じフロアでも段差がある

狭くてたてつけの悪い廊下
フロントでは特に説明はなかったが、デラックスプラスルームにアップしてくれたようだ。しかし部屋はとにかく狭い。来る途中の廊下の天井も低く圧迫感があったが、入口といい部屋といい、とにかくこのホテルは狭かった。
今回宿泊した625号室

左側のベッドサイドボード
廊下もそうだったが、部屋の中も歩くと床がぎしぎ音がして、しかも微妙に斜めになっている。
しかし宿泊料金は、今回の旅行中一番高い値段(3泊で506ポンド)というのは納得いかない。しかしこれもロンドン価格なのだろうか。
右側のベッドサイドボード

枕も三種類用意される
その代わりという訳か、改装済みの室内のインテリアはすばらしい。イギリスらしいエレガントさとヒルトンらしいモダンさが良く調和されている。
部屋は狭いが、キングサイズのベッド、一人掛けのソファが2つ、小さな丸テーブルにライティングデスクと一通りの設備は揃っている。
窓の外からはホテルの裏側しかみえず、薄汚れた建物群は見ていて気が滅入る。
結局殆ど窓のカーテンを開けることはなかった。

家具だけでいっぱいの部屋

意匠を凝らしたライト
廊下と違ってそこそこ高い天井には、デザインのこった照明が釣り下がっている。
テレビは液晶の壁掛けテレビ。これは狭い部屋の空間を有効に使うのにも役にたっている。利用しなかったが、テレビにはPSのコントローラも付いていたので、なにかゲームもできるのだろう。
省スペースに役立つ液晶テレビ

ウェルカムフルーツと雑誌類
丸テーブルにはウェルカムメッセージと共にフルーツが用意されていた。
ライティングデスクは、トップのフタを空けるとフタの裏側は鏡になっており、中にはドライヤーが置かれていてここで座ってメイクや髪を整えたりできるようになっている。こういうところにも、狭い空間を上手く使う工夫が見える。
有線のインターネットは24時間で15ポンド(約3000円)で、やっぱりロンドン価格。外部に接続しようとした時にホテルページに飛び、そこで利用を確認する形式のものだ。

開き状態のライティングデスク

普段使う状態
ライティングデスクの壁際には複数の電源ソケットが並ぶ。最初日本から持ってきたPCを繋ごうと思い変圧器を貸してくれと頼んだら、やってきたルームサービスはここで直接110Vの電源が挿せるよ、と教えてくれた。ヨーロッパのホテルで、変圧器無しで110Vの電源が使えるホテルは、私の経験ではここが唯一だったのでびっくりした。
次へ
ホテルライフのトップに戻る
トップに戻る