つやま

つやま(902D)
2008年01月19日(土)
岡山 09:30 → 津山 11:15
自由席
現在、JRで唯一の昼行、唯一のディーゼル急行になってしまった「つやま」号。以前岡山〜鳥取間を結んでいた急行「砂丘」が廃止になった時に、津山市に優等列車が一本も来なくなっては困るという地元の要望でたった一往復だけお義理で残ったような列車だ。
しかし、地元のエゴとしか思えないこの要望も、テツにとっては救いの声だ。そのおかげで、この列車は唯一の昼行・ディーゼル急行として最後まで残ることになった。もしこの要望が通らなければ、もっと早く昼行・ディーゼル急行は全廃されていたかもしれない。
誇らしげに掲げられる「急行つやま」のサボ。このサボと正面の「急行」の文字を除けば、車両は通常走っている快速「ことぶき」となんら変わりはない。
以下、岡山駅で見つけた急行「つやま」の痕跡。一応、快速「ことぶき」よりも一駅だけ停車駅が少ない。
車内はキレイに更新されているものの、急行専用車ではなく快速列車と供用なので、急行ながらセミクロスシートだ。残念だがあるだけマシだと思わないといけないだろう。
そのうち終点、津山駅に到着。途中うとうとしてしまったが、2時間弱の旅はあっという間だった。特段車内や駅で「急行」に関するグッズの取り扱いがないのが残念だ。ま、裏を返せば、まだまだ廃止には時間があるということか。
津山駅。姫新線、因美線、津山線が交差する鉄道の要所だったが、智頭急行の開通のおかげで、すっかりローカル線の小駅になってしまった。駅前には江戸時代の洋学者、箕作阮甫の銅像がある。
津山駅構内で発見した急行の表示。考えてみれば、もう日本ではここだけでしか見れないものばかりなのかも。
津山市内を観光して帰りも急行で帰ろうと思ったのだが、思ってた以上に駅前がさびれていて観光地まで遠かったので早々に観光をあきらめ、帰りはキハ120系の普通列車に乗って岡山へ帰って行った。
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