07門司港駅

2007年11月24日(土)
1914年に建築された九州最古の木造駅舎で、日本で駅舎として初めて重要文化財に指定された歴史のある建物。
ホームの幅が広く奥行きも長い。これも連絡船時代の名残だろう。どことなく青森駅に似ているのもそのせいだろうか。
ホームは頭端式の2面4線になっている。車止めの「×」印が2つも、しかも片方は巨大なのが設置されている。
2階から見たホームの様子。ホームの長さや駅周辺の様子が良くわかる。
日本の鉄道開業100周年を記念して建てられた、九州の鉄道の起点を示すゼロ哩標。
一緒にSL8620型の動輪や昔使用されていた転轍機、腕木式信号機等も展示されている。
駅構内もレトロな雰囲気が漂う。改札口は現在自動化されているが、有人用の改札口も残されている。
駅構内にある様々な表示板。ホームの駅名標は国鉄時代のものをそのまま使っているようだ。その他の施設は、わざわざ旧字体で書かれ、戦前のイメージを漂わせている。
構内の二階の一角には、昔の貴賓室が残されている。そのうちの一部はギャラリーとして開放されているようだ。
駅入り口にある駅名。ここも国鉄時代の名残を感じさせる。
駅舎建築当時からあるトイレにあった手水鉢。戦時中の金属供出をくぐり抜け、現在でも昔のままの姿を残し、「幸運の手水鉢」と呼ばれている。
開業当時のトイレを再現したもの。当時としては先端技術の水洗式トイレだったらしい。
そして駅の片隅には関門連絡船の通路跡が残っていた。連絡船に通じる階段が今でも残っており、その先は塞がれているが当時の風景が壁に描かれている。
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