はまかぜ

はまかぜ4号(4D)
2008年01月20日(日)
姫路 16:16 → 17:24
グリーン席
姫路から大阪までは、キハ181系最後の定期運用列車となってしまった「はまかぜ」に乗る。はまかぜは姫路駅の播但線用のホームに到着した。
列車が到着するとさすがにカニのシーズン、保冷箱を持った人達が続々と降りてきた。日本海側は雪が降っていたのか、列車にも雪が所々残っていた。
外装や行き先方向幕等は新しく更新されているが、サボや号車札などは昔ながらで変わっていない。
車内に入ってみてもっと驚いた。壁紙やシートモケットこそ更新されているものの、殆どが昔のまま残っている。こんな列車が今でも現役で走っていることを嬉しく思うし、奇跡に近いと思ってしまう。
車両の出入り口。ここも今時手動で普通車は引き戸、グリーン車は押し戸と昔と変わっていない。
デッキにあるくずもの入れも変わっていない。こちらは扉と平行して設置されているくずもの入れ。
こちらは扉と垂直に設置されているくずもの入れ。ここら辺は更新されていないようで、さすがにくたびれた感じがする。
洗面所。ここも昔のままでちっとも変わっていない。一瞬タイムスリップしたのかと錯覚を起こすほどだ。
トイレもまったく変わりがない。これをJR西日本の怠慢と見るか、鉄道ファンへのサービスと見るかで価値が違ってくる。
普通車の車内。こちらっもシートモケットと壁、床紙が変わったくらいでえあまり変化はないが、それだけでも車内の印象は随分と違ってくる。
こちらはグリーン車。こちらも普通車と同じく内装の変更のみに留めており、シートやその他の設備は昔のままだ。まさか今時このシートに座れるとは思ってもいなかったので感激だった。
昔のグリーン席特有の台。今はこういった台は設置されていないので興味深い。かつて使われていた灰皿もそのまま残っている。
車内の至る所に昔の国鉄車両の特徴が良く残っている。乗って車内を見回しているだけでわくわくしてくる。
あっという間に大阪駅へ着いてしまった。もうこの頃には付着していた雪は無くなってしまっていた。果たして、私が日本に戻ってくるまでにこの列車は残っているだろうか?この乗車記が私にとって最後の乗車記にならないことを祈るばかりだ。
鉄道のトップに戻る
トップに戻る