14ブリュッセル・トラム博物館 (その7) |
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2014年08月03日(日) |
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動力車側の984形は、内部で一等と二等に分かれている。といっても一等はクッションが付いているくらいの違いだが、ヨーロッパの階級社会を良く表していると思った。 | |
こちらは二等車側。木がむき出しのベンチになっている。最もこの体験乗車では一等も二等も関係ないので、皆好きな所に座っている。車内の内装は木製の重厚な造りで、この時代の特徴的なダブルルーフ構造が良く分かる。照明のデザインがまたかわいらしく、当時の車内広告もそのまま残されている。 | |
運転席は車端部に設置してある。単純な作りの操作機器が時代を感じる。 | |
こちらはトレーラー側の301形。天気も良いので、オープンスペースのこちらの車両の方が人気があった。ただ乗り心地はあまり良くなく、車軸の振動がダイレクトに伝わってくる感じだった。 | |
トレーラー側には見ての通りドアはないので、その代わりに走行時はバーのようなものを車掌さんが降ろして対処する。 | |
44系統は半分くらいを森の中を走る。オープンスペースで風を感じながらゆっくりと昔のトラムに揺られる体験は、一生に一度の思い出だ。 | |
トラムミュージアムに到着すると、本線から三角線を逆に走行して中に戻る。車掌さんはOBなのだろうか、終始にこやかで楽しそうに話しをしてくれたり安全確認をしたりしていた。ホイッスルもまた懐かしい。 | |
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