コンツェルトヘボウ
http://www.concertgebouw.nl/

2005年8月05日(金)
20:15開演
メインホール

Nicholas McGegan, dirigent
John Mark Ainsley, tenor
Philharmonia Baroque Orchestra

Rameau - Suite uit 'Les Paladins'
Handel - Aria 'Where E'er You Walk' (uit 'Semele', HWV 58)
Handel - Aria 'Waft her, angels, through the skies' (uit 'Jephtha', HWV 70)
Handel - Aria 'His mighty arm, with sudden blow' (uit 'Jephtha', HWV 70)
Rameau - Scene uit 'Dardanus'
Handel - Eerste suite in F, HWV 348 (uit 'Water Music', HWV 348-350)

チケットオフィスもあるホール側面
チケットは当日ホールの窓口で買い求めた。窓口の人のお勧めのバルコニーの角の最前列を購入、18.5ユーロ。
その後は開演までホテルでしばしお昼寝タイム…
目覚ましで目を覚ます。かなり熟睡していたようで、すぐに起きられない。気が付いたらもう開演30分前をきっていた。急いで着替えて出発する。
二階席から見た舞台

歴史的な重みが感じられる
既に夜の20時だというのに外は明るい。まだ日本の夕方17時くらいの明るさ。
ホテルの前にタクシーがいなかったのでトラムで行こうとしたが、こちらもすぐには来なさそうなんで、しかたなく歩くことに。10分くらいで到着するが、既に1ベルが鳴っている。
ホールは9割くらい席が埋まっている。席に着くと直ぐに演奏が始まった。
チェンバロでチューニングが始まる。でもバロック楽器を使うらしく、微妙に音程が低くてなんか気持ちが悪い。花道のような階段から指揮者が登場してカッコイイ。

休憩スペース

新旧の外壁の間
立ち上がりは弦と管がチグハグだったけど、だんだんと良くなる。音響は結構クリアで、天井まで良く響き、でも丸い音色がする。
今日の演奏は、スタッカートをはっきり出さないで押す感じの演奏。
フルートは木製のものだった。ホルンはバルブの無いタイプ。演奏中は立って吹いていてベルを天井に向けている。これがまた降り注ぐように聞こえて良かった。
2曲目からテナーのソリストが登場。最初、指揮者と同じような格好をして指揮者と同時に出てきたから、指揮者が二人出てきたのかと思った。
この歌がすばらしかった。低音から高音まで滑らかにつながり、甘い囁くようなピアノがとろけそう。音量も十分。
まだ第一部終了なのに、すでにソリストにはスタンディングオーベーションで皆が拍手をしていた。

階段のシャンデリア

一階席から見た舞台
休憩中、ホール内のいろいろなところで写真を撮る。日本人が少ないせいか、あんまり写真を撮ってる人を見かけないのでちょっと恥ずかしかった。
カフェはすごい混雑。少し喉が渇いたが、面倒なのでやめておく。
コンツェルとヘボウは、どうも古い建物をすっぽり覆いかぶさるようにガラス張りの新しい建物を作ったみたいで、カフェの場所からは直接外壁が判る。
そして第二部開始、またソリストは良かった。ブラボーが飛び交う。
指揮者は、一部は体を使って全体を引っ張るような感じだったけど、二部はオケがのってきたせいか、全体の流れに乗せてるような降り方。要所だけ締めるような振り方に変えてきた。
二部の後半はオケのみ。オーボエがなかなか良かった。吹き方がなんとなく同じオケのM瀬さんに似ている。
第二部終了。やっぱりここでもスタンディングオーベーション。特にホルンの二人に拍手が集中する。

かなり立派なオルガン

間近で見る舞台
アンコールが始まる。予定になかったのか、開きっぱなしのドアが演奏が始まってから慌てて閉められた。アンコールの最後はホルンのソロのritで終わるが、指揮者がスッと指揮台から降りて帰るそぶりをみせて終わると会場は笑いの渦に。眠たいはずなのに、最後まで寝ずに聴けたとても楽しい演奏会だった。
外は夜の22時なのに、空はまだ微妙に明るい。歩いて帰る人がいたので、その人達についてホテルまで歩いて帰る。
翌日ホールの前を通ると、ものものしい警備がしかれ、ホールの前の道路は封鎖されていた。
どうやら誰かVIPの葬式があったらしい。

客席の様子

ものものしい警備

昼間のホール
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