17ノルトバーンホフ(幽霊駅)

2017年12月31日(日)
ベルリン壁記録センターの直ぐ近くのSバーンの駅、ノルトバーンホフ。一見普通の駅だが、冷戦時代はちょうど駅を横切るように壁が建てられ、西側のSバーンはこの駅を通過、ホームには東ドイツの国境警備兵が監視し誰も利用できない「幽霊駅」になった。
今は壁が取り除かれて普通に利用できる。今でこそ明るい配色に電気が煌々と灯っているが、当時は薄暗く不気味な建物だった。
駅の入口を入るとすぐに壁が建設されていたことを示す線が見える。つまりここにコンクリートの壁が建設されて中に入れないようになっていた。
駅には当時の様子を紹介したパネルが沢山飾られている。
広々とした構内。明るいクリーム地にオレンジ色がアクセントになっているが、所々に当時の様子を再現した写真が貼られていてそのギャップに驚く。
ホームへ下りてみるが、今は至って普通の駅。しかしたった数十年前はここに兵士が銃を持って市民を監視していたかと思うとぞっとする。
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