国連本部
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2007年08月20日(月)
まさに世界の中心にやってきた。いくら大国の思惑に支配されてきたとはいえ、戦後国連の果たしてきた役割は大きい。これも軍事のカテゴリに入れても良いものが迷ったが、世界の平和を守る組織だから、ということで入れることにした。
本部ビル前には、加盟各国の国旗がずらりとはためいている。これを見るだけでも壮観なものだ。エントランスの広場には、これ以外にもモニュメントが展示されている。
本部ビルに入る大きなエントランス。ただしこちらは職員用らしく、観光客は別の入り口から入ることになる。
いたるところに国連のマークが飾られている。ちなみにここはNYにあってもアメリカの領土ではなく、大使館と同様に治外法権も認められている。とはいえ、お土産やさんで使う通貨は米ドルなのだが…
歴代事務総長の肖像画がずらりと飾られている。私が知っているのはガリさんあたりからだろうか。
最新は、つい先日退任したアナン元事務総長。TVなどでも良く見慣れた顔だ。
新しい事務総長が韓国人に代わったからだろうか、ロビーでは韓国の文化展をやっていた。
内部見学ツアーが始まるまで時間があったので、ロビーをうろうろしていた。ここは今までの国連平和維持活動に関することが書かれている。
さて内部見学ツアーが始まった。皆ゲスト用のIDをつけさせられ、約20人づつのグループに分かれて出発する。日本語のツアーもあるらしいのだが、時間がないので英語のツアーで見ることにした。
ここも会議場の一つ。青い椅子が議題に関係する国の席で、赤い椅子がオブザーバーの国の席だそうだ。
各椅子の肘掛にはには翻訳用のイヤホンとボリュームスイッチが設置されている。
会議場を結ぶ廊下には様々な展示物がある。これは国連平和維持活動の展示。実際に紛争地域でこうやって活動しているのだろう。
また次の会議室へ移動。会議の内容や規模によって会議室を使い分けているそうだ。今回案内してもらった会議室以外にも、もっとあるそうだ。
見学者が鈴なりになって写真を撮っている。そういえば韓国人ツアー客が多かったのは事務総長が変わったせいだろうか?
廊下にある展示物は、加盟各国が国連に寄贈した品々だそうだ。巨大な壁画から民族楽器まで様々なものがある。
その中でも特に目を引いたのが、中国からのこの贈り物。写真では分かりづらいが、細かい彫刻がほどこされている。
またまたこれも会議室の一室。今日は全然会議が開かれていないのだろうか、結構見て回れた。
国連本部のミニチュアと窓の外の様子。窓からはイーストリバーが見える。
その他の展示物には平和を訴えるものが多い。ここは原爆のコーナー。広島の原爆資料館から貸し出されている展示物も置いてある。
こちらも原爆の展示の一つ。長崎で被爆した聖母マリア像だ。キリスト教徒の多いこの国では、このアピールは効果があるのではないだろうか。
現在でも使われている銃火器類の展示。どれも旧式ながら殺傷力はある。現実に今地球上のどこかでこれらの武器が使われているのだ。
これは変り種、どこかのアーティストが銃を改造してギターに変えたというシロモノ。なかなか面白いアイディアだ。
さて最後は、TVでも見たことのある国連総会が開かれる会議室だ。
壁面にはなにやら良くわからない絵が描かれている。そのことはここに来て初めて知った。ここで過去半世紀以上、世界の行方を左右する決定がなされてきたと思うと、感慨深い。
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