メルキュール・パリテルミュナスノール
スタンダードルーム・シングル

2014年08月02日(土)〜2014年08月06日(水)
パリ北駅の目の前にある便利なホテル。今回は立地重視で久々にヒルトン系以外のホテルに宿泊だ。ホテルのある建物の一階はカフェやレストランになっていて一日中賑わっていた。
夜は幻想的にライトアップされる。古くて重厚な建物だ。北駅周辺は治安が悪いと言われていたが、警察官や軍人、警備員と大勢うろうろしていて身の危険を感じることはなかった。
大きな建物に比べて小さな入り口で、左右の大きなレストランのテラスに埋もれてしまっている感じだ。回転式のドアは時々止まっていた。
エントランスやフロントは狭いが、天窓があって明るく調度品の趣味も良い。
フロントのすぐ隣の階段から上に行くと朝食会場も兼ねるレストランがある。レストランの手前には誰でも利用できるラウンジのような場所があって、こちらも狭いながらPCやプリンタ等一通り揃っている。
私は朝食でしか利用しなかったが、最低限のラインナップは揃っている。さすがパンや乳製品は美味しかったが、相変わらず野菜類は殆どない。
窓からは北駅を正面に見ることができ、行きかう人や車の往来を眺めることができる。
なにせ重厚で古い建物なので、客室だけでなく廊下や階段も狭い。天井も意外と低い。
エレベータはいかにも後から取ってつけたような場所にある。
とにかく部屋は狭い。北駅の真正面という好立地で一応メルキュールブランドで、夏のハイシーズンに朝食込で1泊100ユーロを切るのだから仕方がない。シングルとは言え、ベッドはそこそこの広さ。ライトやベッドボード等は多少凝った造りになっている。
ベッドの真正面にミニバーやテレビがあるが、まずミニバーの扉が狭すぎて開ききらない。さらに冷蔵庫自体が存在していない…撤去してしまったのかこの部屋だけ故障したのかは分からない。紅茶やコーヒー、ミネラルウォーターは毎晩補充があり、そこは一応メルキュールを名乗っているためか。
玄関周りとクローゼット。椅子が用意されているが、まずライティングデスクがないので靴を履くときくらしか使い道がない。ヨーロッパのホテルには珍しくクーラーが設置されているが、いかにも後付けしたような家庭用っぽいクーラーだ。ま、あるだけましなのだが…クローゼット内には一応セイフティボックスが用意。しかしクローゼットの中心に支柱があり非常に使いにくかった。
冬のヨーロッパは寒いので、暖房関係は最初からしっかりと装備されているようだ。
部屋は残念ながら内向きの部屋で眺望は全く良くない。とにかく狭い部屋で、スーツケースを置く場所にも困るような狭さだった。
ところがバスルームに入ってみると、かなり無駄に大きい。まずは洗面所。アメニティ類もしっかりと準備されている。バスルームにも暖房が設置されているのには驚いた。壁にはティッシュと備え付けのドライヤーが設置されている。洗面台も余裕の広さだ。
さらに驚いたのはなんとバスタブ付き…仕切りにガラス戸を使うタイプだ。正直このクラスの部屋であるとは思わなかったが、シャワーだけで良いのでこの無駄に広い空間を半分以下にしてベッドスペースを広くして欲しかった。
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