平成19年度秋募集 二次選考 |
||
無事に一次試験をパスすると、次は二次試験です。 二次試験は東京のJICAで行われます。遠距離から試験を受ける人には宿泊費(試験は1日だけど朝09:00から開始なので前泊する)と交通費がでます。まぁ宿泊費が一律いくらってのは当然だと思うのですが、交通費はなんと実費ではなく(飛行機の人は実費だったかな?)居住都道府県の代表駅(要は県庁所在地駅)から東京までの費用が支払われます。静岡県の場合、西の端にいる浜松でも、手前の静岡から計算するので損をしますが、静岡より東の沼津に住んでいる人なんかは得をする訳です。まぁ作業効率を考えたらこの方法が合理的なんでしょうけど… ちなみに100Km以上は乗車券代以外に特急券代(新幹線を含む)が出ますが、50Km以上の人はなんと急行券代が出るそうです。全国で数本しか走っていない急行を基準にするあたり、お役所仕事がにじみ出てる感じがしました。(テツだからここら辺の突っ込みはうるさい^^;) すいません、話しが横道にそれましたが、試験も????てことが沢山ありました。まず会場入り口で一次試験の合格通知書を見せて入場するのですが、入場の係員は事前に出した写真付きの応募者調書を見ていませんし、合格通知書以外は本人確認を行っていません。ということは、替え玉受験が可能ですよね?こんな甘いセキュリティで良いのかと思いました。 午前中は語学(英語)の試験ですが、ヒアリングとリーディングでマークシート式でした。レベルとしては中学〜高校くらいのレベルでそれほど難しいものではありません(私にとっては難しかったけど)。 で次は面接です。技術試験があると聞いていたのですが、コンピュータ技術は人物面接と一緒に技術面接をすることで代用していました。あんな職歴を書くだけの一次試験の技術試験と面接だけで良いのかちょっと心配です… 面接は1人で受けます(昔は集団面接もあったようです)。人物面接官が2人、技術面接官が2人の計4人を相手に喋ります。人物面接は一次試験で出した志望動機を書いた書類を見ながら「志望動機はなんですか?」と聞かれました…まぁ志望動機は大抵の面接で聞かれるとは思いますが、目の前に結構苦労して詳しく書いた書類があるのにもう一度最初から喋るのはちょっとさすがに…せめて志望動機をちゃんと読んだ上で、その内容の疑問点を聞くのなら納得なんですがね。まぁそれでも人物面接はいろいろと雑談を交えながらいろんな質問に答えていきました。 問題は技術面接です。技術試験がないならさぞ高度なことを聞かれるかと思いきや、担当官は手元にあるリストを見ながら「あれはできますか?」「これはできますか?」と聞くだけ。しかも「アセンブラはできますか?」と聞かれたので「なんのアセンブラができれば良いのですか?」と質問したところ(アセンブラはコンピュータ言語の一種、CPUによって書き方が違う)「そんなことを聞かれても分かりません」と言われてしまいました…ちょっと本当にJICA大丈夫なのか????と他人事ながら心配になってしまいました。 それ以外には、研修中に着る制服の採寸がありました。まだ二次試験の結果も出てないのにそんなことするのかよ…とも思いましたが、確かに研修前に採寸できる機会は今回しかない訳で、落ちる人の分を採寸する無駄よりも、また全国から人を集めるよりましなんでしょうが…それよりあんだけ沢山書類を書かせるんだから、自己申告制にすれば良いのに。それほどぴったりな制服でなくてもよいわけだし、公式行事以外は着ても着なくても良いものなのに。 しかしその日一番腹が立ったのは待ち時間。私は語学試験の後、面接も採寸も健康診断やら諸手続きが午前中で全て終わってしまいました。なので「帰れますか?」と聞いたら「予定時刻の17時まで待ってください」というので17時までぼけ〜と待っていました。まぁその間、周りの同職種の人たちと喋れて情報交換ができたのは良かったですけどね。 そして17時になって何をするかと思ったら、結果は後日発表されますとか合格した場合の今後の日程だの既に発表済みのことばかりの内容を5分程度喋っておしまい。こんなことを聞くためにわざわざ5時間も待たせたのかよ、とさすがにJICAもお役所なんだな〜と怒りを通り越してあきれて感心してしまいました。しかも、村落開発や青少年活動のように受験者数が多い職種はまだ面接が終了しておらず、その時面接中の人はその話しを聞けなかったはずなのにそれは良いのか?と突っ込みたくなりました。 さらに良く考えれば、例えば中距離(200〜300Kmくらい?)の人は、試験の時間をその分午後からにずらしてくれれば前泊の必要がなくなるからJICAにとっても税金の無駄遣いをせずに済むと思うんですけどね。さらに遠隔地から来ている人なんか、17時だと帰りの飛行機が無い人もいるでしょうから、そうしたら後泊代も出さないといけない。いくら自分達が使っているとはいえ、さすがにこれは税金の無駄遣いだと思いました。まさにこの日はお役所仕事とお役所の人間とはかくあらん、というのを堪能できた一日でした。 ※あくまで上記は私の主観です。ネットのコミュとかで聞いてみると、きちんとした技術試験や面接を受けた方もいらっしゃるようです。 |
||
ブータンのトップに戻る トップに戻る |